最近見たアニメ
前回の更新から早三ヶ月。営業に相談したおかげで職場上司のパワハラはなくなりました。
今の職場も、お盆休み明けて残り一ヶ月半。早く終わらないかなぁ。
挨拶なし、仕事中終始無言の会社なんて、まっぴらごめんなのであります。
さて、アニメの感想がだいぶ溜まってきたので、ぼちぼち消化していこうと思います。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
2015年10月期、2016年10月期
3クール空けての分割4クール。
ガンダムシリーズの最新作。見る前から、なんとなく、人気が出た作品なんだろうなぁってのは、体感していた。
まあ、ユニコーンが良かったので、どの道、期待して見ることに変わりはない。
ガンダムと言えば、新型ガンダムを巡って二つの勢力争いが起こることから始まるのが定番だが、少年たちが、工場で大人たちに無理やり働かされているシーンから始まったので、始まり方は新鮮だった。
その後、子供たちが大人を出し抜き、工場を支配するというエピソードで掴みは十分。Bパートのラストでガンダムを出して終わり、引きも十分。さすがはガンダムシリーズといったところ。
その後のシナリオも、ヤクザに入ったり、政治家に協力したりと、これまでのシリーズにない新しい展開が目立った。
モビルスーツの操縦を、脳神経との接続、鼓膜への投影など、ニュータイプを別の形で表現したのも良かった。
4クールを通して、大事な人を失うシーンが多く、ガンダムシリーズに限らず、昨今のアニメにしては非常に珍しいくらい、人が死んだ。そのためか、シナリオが非常に重く、印象深い作品となった。
4クールという長い時間を十分に活かした作品。当然、一見の価値あり。
弱虫ペダル第三期
2017年1月期
初心者がロードレースに挑む、スポーツ競技漫画。
競技系のアニメは漏れなく面白い傾向にあるが、この作品も例外ではない。
第二期は見ていたので、今回はDアニメストアで第一期を見てから、第三期を視聴した。
大手少年誌掲載作品だけあり、序盤の引きが強く、すぐに引き込まれた。
主人公が所属する総北高校、ライバル校の箱根学園、京都伏見。どの生徒も個性的で、それぞれにエピソードがあり、ロードレースという派手さに欠ける競技でありながらも、視聴者を飽きさせない構成となっている。
三年生引退前、最後のレースは感動するシーンも十分にあり。
また、実際に三年制が引退し、世代交代が行われるのも見どころ。アニメは終わってしまったが、連載は続いているので、原作で続きを見たい。
競技系アニメの中では入りやすく見やすく飽きさせない。誰にでも勧められるそんな作品。
B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~
2016年7月期
音楽系ということで録画しておいたが、見てみると女子向けアニメだった。まあそれでも、プリンス・オブ・ストライドが面白かった例もあるので、まずは一話見てみる。
この作品は、要するに12人のイケメンを、一話で一人ずつ紹介していく、センチメンタル・ジャーニーの女子版みたいな作品だと思われる。
特に引き込まれるわけでもなく、毎話読み切りスタイルなので、見るのは断念。久々のハズレ。今後は録画する前にしっかりチェックしたい。
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン
2016年7月期
戦国時代、戦モノ。無名の作品だが、命をかけたやり取りは見応えがありそうなので、見てみる。
主人公イクタストロークは、怠け者で女好きという最悪な性格だが、非常に頭が切れる人物。物語序盤で敵兵に捕まりそうな状況の中、自ら敵兵のフリをして敵兵リーダーにハッタリをかまして、味方を逃がすシーンは見ごたえがあり、この辺りから物語へ引き込まれていく。その後、指揮官となって、敵兵を出し抜く戦略で、戦力差をひっくり返す戦いも見応えがあった。
最後は天才的な敵指揮官との対決になり、なんとか勝つものの、また再戦がありそうな雰囲気で終わる。しかし、調べてみると、原作もそこで終わっているようだ。続きがあれば見たい作品。
クオリディア・コード
2016年7月期
突如襲来した謎の外来生物を、特殊能力を持つ学生達が撃破していく、能力バトルモノ。
「外来生物襲来」という設定は、過去に「蒼穹のファフナー」という素晴らしい作品があるので、これは見るしかない。
序盤はインパクトに欠けるものの、ヒロインが失踪してから徐々に引き込まれていく。どこまでも謎に包まれている敵の存在と、数多くの伏線は、いろんな想像を膨らませ、見る人を引きつけていく。終盤、凛堂ほたるが「この世界は偽者だ」と言い残して失踪してから発覚する世界の反転。これが本作の一番の見どころだが、これにはかなり驚かされ、同時に数々の伏線を回収して謎が明らかになる、見ていて気持ちのよい作品だった。
後で調べてみて分かったのだが、本作は、有名なライトノベル作家「さがら総、橘公司、渡航」の共同作品だそうだ。道理で作り込まれたシナリオだったわけだ。
今後は有名作家の作品を色々探して見てみたい。
久々に、強く印象に残るインパクトのある作品。
エルドライブ
2017年1月期
天野明先生の作品。宇宙警察となって宇宙海賊と戦うバトルモノ。
天野明先生らしくポップで見やすい作風で、1クールながらも後半は引き込まれるストーリー展開だった。
リボーンに比べると引きが弱い印象があるが、原作はまだ続いているので続きに期待。
Free!、Free!-Eternal Summer-
再放送
水泳モノの競技アニメ。
DアニメストアのCMで、ダイジェストで流れている作品の一つなので、ずっと気になっていたが、再放送をやるということで、第一期と第二期をまとめて視聴。
気付けば女子向けの作品だったが、そんなことはあまり気にならないくらい、引き込みのある作品だった。
やはり、競技モノのアニメは見ていて面白い。
島から島への遠泳はドーバー海峡横断部を思い出す、緊張感のある展開。
ゼロから部を設立する展開も良く、大会のリレーのシーンは、思わず画面に釘付けになってしまう魅力があった。
アニメは普段スマホを見ながら見ているのだが、思わずスマホを操作する手が止まった。こういう「ながら」の姿勢で見ていると、本当に良い作品かどうかがよく分かる。第二期ではリレーのシーンが更にリアルに描かれているのも良かった。
アニメ本編が再編集して映画化されているようだが、岩鳶高校編、鮫柄学園編、両校の対決をそれぞれ3本の映画として公開するようだ。最近は黒子のバスケなど、気合の入った長編の再編集が目立つ。
個人的には新作として、先を描いた作品を見てみたい。
あまんちゅ!
2016年7月期
ディザーサイトのイントロ紹介ページに書かれている絵があまりに綺麗だったので気になって見てみた作品。
紹介ページにはARIAで人気を博した天野こずえ先生の最新作との記載。
ARIAは見たことがないのだが、単なる無名な作品というわけではなさそう。
物語は、ダイビング未経験の主人公がダイビング部に入り、資格を取って海に潜るまでを描いたストーリーなのだが、1クールのアニメながら、ストーリー自体はものすごくゆっくり進行していく。
ローテンポなのでストーリーに引きはほとんどなく、引き込まれる作品ではない。
この作品は、ゆったりとしたテンポのなかで描かれる雰囲気を楽しむ作品。
臆病で、諦めるのが早い、自分からはなにも出来ない内気な主人公が、ぴかりと出会い、ダイビング部に入って様々な経験をする中で少しずつ自分を変えていく。
ぴかりは、おばあちゃんの教えで、とにかく明るくポジティブ。今を楽しむことを最優先に考えている。
各キャラクター(特に先生)の台詞がすごく良くて、考えさせられる。
怠惰な日常を生きる自分の生き方を改める、きっかけとなるような刺激を受ける台詞が多い。
これは作者に意図であり作風なんだろう。天野こずえ先生のARIAも見てみたいと思った。
魔法少女育成計画
2016年10月期
魔法少女が増え過ぎたので、成績の良い魔法少女だけ残して他は辞めてもらう。魔法少女同士の生き残りをかけた戦い。
第一話は特に引きのない、よくある設定の美少女系アニメだと思った。
けど、ハイスクールフリートなど、第一話が面白くなくても、尻上がりで面白くなる作品はザラなので、当然、ここで見るのを辞めることはしない。
第二話も、特に引きのない展開と思いきや、ラストに魔法少女を辞めたレムが現実世界で死んでいるという、いきなりSAOのような強烈な展開。
ここからは、カイジやデスパレードのような命をかけた足の引っ張り合いとなり、見応えは十分。
クオリディアコードのシナリオにもかなりのインパクトを受けたが、この作品のシナリオのインパクトも半端ない。
後で調べてみると「このライトノベルがすごい!」に掲載されている作品らしい。
やはりラノベのシナリオは群を抜いている。そう感じた。
「この漫画がすごい!」に掲載されていたテラフォーマーズもかなり面白かったので、「この・・・がすごい!」は本当に漫画なりラノベなりをたくさん見てきている信頼出来る情報筋の情報なんだと思う。今後はこれらを参考にして、名作を探していきたい。
最後は先がありそうな微妙な終わり方だなと思ったら、原作はまだ続いているらしい。文庫なので少し敷居は高いが続きを見てみたい。
ユーリ!!! on ICE
2016年10月期
本格男子フィギュアスケートアニメ。
見る前からなんとなく有名な作品になっているのを体感していた作品。
「Free!」と同様、競技系なので面白いんだろうなと思って見たが、期待を裏切らない仕上がりでめちゃめちゃ良かった。
第一話のBパートラスト、ビクトルが現れて主人公勇利のコーチをすることになる展開で引きは十分。
演技すること、役に入ることの難しさ。快感。大会での高揚感。これらがダイレクトに伝わってくる演出により、すぐに作品に引き込まれる。
失敗をバネに活躍する姿は見ていて気持ちが良く、自分もなにかのステージで上を目指したいと思わせる。氷の上で自由に舞えたら気持ち良いだろうなとも思った。
また、後半、特に引き込まれる要員となったのは音楽。
フィギュアスケートは踊りだけはない、役に入りきった演技だけでもない、音楽に合わせることが大事だという台詞があるが、実際に、曲に乗る演技を見てみると、本当に引き込まれる。生でミュージカルを見たときの感動を思い出した。劇中劇のような感覚で、これが曲に乗るということかと実感した。
各演技の曲も良く、ディーンフジオカが歌うオープニングテーマもかなり良い。
文句なしの名作。
今後、3回の映画で1クール全てを放映するらしい。ぜひ、たくさんの人に見てほしい。そんな作品。
借りぐらしのアリエッティ
テレビ放送
映画だけど、せっかくなので、これも感想を。
スタジオジブリの作品は「千と千尋の神隠し」以来ついていけてない上、過去の作品もちゃんと見た作品は少ないので、かなり疎い感じなのだが、細かく描かれた映像と、人間の住む家に、こっそり小人が暮らしているという独創的な発想にかなり引き込まれた。最後は少し寂しい終わり方だが、もう少し、この作品の世界に浸っていたい、そう思わせるような魅力的な世界観の作品だった。
思い出のマーニー
テレビ放送
借りぐらしのアリエッティとは違い、こちらの作品はどこか狐につままれたような、謎の多い展開で進んでいく。
主人公杏奈の前に突如現れた、どこか夢うつつな、幻のような存在マーニー。彼女と一緒に過ごしていくうち、無表情で暗かった性格が徐々に明るくなっていく。
ラスト、マーニーの謎が解明されるシーンは本当に驚いた。こういう驚きのある作品は見ていて気持ちがよい。
スタジオジブリの作品は見ていて本当に気持ちがよくなる作品だったので、まだ見ていない過去の作品も一つずつ見ていきたい。また、子供の頃、一度見た作品も、改めてもう一度見てみたい。
本当に良い作品でした。ごちそうさまでした。
さて、溜まっていたアニメは以上、12作品。一気に書いたので疲れた~。それではまた次回。シーユー。