最近見たアニメ
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり
2015年7月期開始
突然現れた門によって異世界への行き来が出来るようになった日本は、異世界へ自衛隊を派遣し、国家と和平交渉を進める。だが、言葉の壁や、モンスターとの戦闘、戦争に巻き込まれ、なかなか思うように進まない。だが、主人公伊丹は、現地民と打ち解けるのが早く、徐々に周囲の心は変化していく。
第一話を見た時は正直くだらないと思った。オタクなおっさんが、異世界からモンスターが現れた途端に、正義感ぶって活躍し、いきなり軍に入って昇進して、異世界へ派遣されるといったハチャメチャな内容。
なんだかついていけないし、異世界も変わらない風景で、ハズレなアニメだと思った。
で、他のアニメを優先して見始めたわけだが、それらのアニメを見終わって、再びこのアニメの続きを見始める。
まあつまらないとは言ったが、異世界の全貌がまだ見えていなかったので、可能性はあると思っていた。
そして、その予想は当たり、第二話の終わりでエルフが出てきたあたりから徐々に面白くなってくる。
テュカ、レレイ、ロゥリィが揃ったあたりからラノベらしい展開になり、異世界人が日本に来てカルチャーショックを受けるという王道展開。さらに、その後の国会答弁のシーンがかなり良かった。レレイの「不自由が自由でないと言う意味なら、人は生まれながらにして自由だ」という解釈には笑った。また、ロゥリィが日本語が喋れないフリをしつつ、いきなり日本語で政治家をダメ出しするシーンは見てて気持ち良かった。
その後、異世界へ戻り、言葉の壁がなくなってきたあたりからストーリーの引き込みが加速していく。
ラストは非常に中途半端な状態で終わるが、まさかの分割2クールであることが判明し、心踊る。
2クール目は録画していなかったので、ネットのお世話に。
2クール目に入っても面白さは変わらず、常に続きが気になるストーリーで最後まで一気に見てしまった。
第一話が嘘のような出来の良い作品。あそこで見限らず、見続けて良かった。
原作の小説はまだ続いているようなのでぜひ続きを見たい作品。
評価:A(ストーリー引き込み、異世界王道要素、主人公ヒーロー要素)