moflのリア充への道

恋愛・仕事・ゲーム・アニメのブログ

最近見たアニメ

青春機関銃

2015年7月期開始

ある日出会ったホストに男と勘違いされたままサバゲーに誘われ、次第にハマっていく物語。

主人公の橘は女でありながら運動神経抜群で、普段は正義感溢れる性格だが、感情的になると見境なく攻撃的になる一面を持つ。イメージ的には「めだかボックス」のめだかが「僕と彼女のゲーム戦争」に出てくるような感じ。

主人公の正義感と強さ、トランス状態の暴力性、初心者が活躍するサクセスストーリーと、少年誌の王道要素をしっかり抑えており、自然と作品に惹かれていく。

物語の始まりは橘が悪い生徒を成敗するところから始まり、冒頭からなかなか引きつけられる展開。その後、ホストクラブに乗り込み、ゲームで勝負することになって第一話終了。第一話の引きつけとしては十分だろう。

その後、ライバルの緑が出てきて、サバゲーの大会であるTGCに参加。1クールでありながらかなり濃厚な作品だった。見ていて特に印象的だったのは、主人公橘(およびトイガンガン)とライバル緑の描き方。緑がライバルであることをギリギリまで引っ張ると思いきや早々にバラしてしまったり、TGCの直後に接点を持ったり。予想を裏切る展開が多くてドキドキした。

最後は性別をバラすと言いつつバラさず、伏線として終わる。原作で続きを見たい。久々に大ハマリした作品だった。

 

評価:A(ストーリー引き込み、少年誌の王道要素、キャラの関係性の描き方)

 

最近見たアニメ

アクエリオンロゴス

2015年7月期開始

創声力という思いを力に変える不思議な能力を持つ主人公たちが、戦闘機やロボットで悪と戦う、分かりやすいロボットアクション作品。

TOKYOMX開局20周年記念番組の文字と共に始まったので、洗練されたアニメを想像していたが、子供の頃に見ていた昔ながらのバトルアニメだった。

しかし、大人になった今見ても面白い。

 

最近のアニメは、有名なアーティストがオープニングテーマを歌うことも珍しくないが、本作のオープニングテーマ「ヤマイダレダーリン」は、まさにアニメ用に作ったオープニングテーマで、映像とマッチした心地良いリズムの曲は、思わず見ていて口ずさんでしまうほど。

アニメをたくさん見るようになって何年も経ち、最近はオープニングテーマなど、ほぼスキップして本編を見るのが当たり前になってきたが、この作品はスキップせずにきちんと聞けた。

 

第一話は1時間で、前半と後半で登場キャラクターが全く異なり、話も一切繋がっていない不思議な内容だった。そして第二話は、普通に後半部分の続きから始まる。恐らくなにかの演出だったのだろう。本作品は創聖のアクエリオンやその続編の後に作られた言わば第三作なので、前作や全前作の内容を知っているユーザ向けの内容だったのかも知れない。

 

物語序盤は、自分のことを救世主と言う痛い青年「灰吹陽」がバッタバッタと敵を倒す内容で、正直、あまり見応えはなかった。

だが、敵である月銀舞亜が捕らえられて捕虜になり、敵のボスから「スパイ」の任務を与えられて、味方とともに生活するシーンは見応えあり。ロボット作品には欠かせない王道要素である。

加えてものを知らずに育ったため、掃除のおばさんたちを見て「なんだこのムダのない動きは・・・!」と驚いたりと、勘違い展開もさすが。これらの王道要素のラッシュで一気に作品に入り込む。

そして、物語が進むに連れ、徐々に周りのキャラクターたちが「灰吹陽」に惹かれていくその様も見応えあり。

後半は「灰吹陽」と「月銀舞亜」の秘密が徐々に明かされ、どんどん作品に引き込まれていく。ラストは大きな感動要素もあり、2クールをうまく使った記念番組にふさわしい完成度だった。

 

評価:文句なしのA(オープニングテーマ、数々の王道要素、伏線を使ったストーリー引き込み、感動要素)

最近見たアニメ

またまた前回の続き。

 

アルスラーン戦記

戦国時代、負けを知らない父の率いる最強の軍と共に初陣を果たすが、そこでまさかの敗戦となり、落ち延びた一人の仲間と旅に出る。物語はそこから始まる。

作風はキングダムと似ているが、主人公であるアルスラーンが心優しい性格で、戦いは完全なド素人であるところが大きな違い。

そのため、キングダムのような、強い国に属し、強い味方とともに敵軍をバッタバッタと倒し、どんどん昇格していく爽快感はない。

だが、この作品には、それに負けるとも劣らない味のあるストーリーがある。

国を追われ、たった二人からの絶望的な状況からのスタート。そして、心優しい主人公が織りなす、周囲の仲間との人間模様。

また、たくさんの苦難を乗り越え、徐々に心が磨かれ、次第にリーダーシップを発揮していく様は見ていて心地良い。

癖が強く、才能のある仲間が増えていく様は見ていて飽きず、ときには敵軍の武将ですら味方につける主人公のカリスマ性も見応えあり。

2クールとは言え、あっという間に見てしまった。

ラストはかなり中途半端な終わり方だったが、7月から第二期が放送されるとのこと。まだまだ楽しみは終わらない。

 

評価:A(ストーリー引き込み、主人公の魅力とそれを生かす演出、サクセスストーリー要素)

 

乱歩奇譚 Game of Laplace

 2015年7月期開始

江戸川乱歩の有名な作品を現代風にリメイクしたサスペンスアニメ。

人間椅子、影男、怪人二十面相、パノラマ島。どれも非常に見応えのある話で、原作を知らないのでリメイクの腕がスゴイのかどうかは判断出来ないが、見た目的にも可愛いキャラクターで、ストーリーも入りやすく、かなり見やすい内容となっている。

刑事コンビのカガミとナカムラの声優が、トーキョーグールの亜門鋼太朗と真戸呉緒にそっくりだったので、これはやってくれたなと思った。だが、調べてみると、同じなのはカガミの声優(小西克幸)だけでナカムラの声優は違っていた。どうやら考え過ぎだったらしい。でも、それくらいハマっていたんだと思う。

個人的には影男のキャラがすごく良かった。彼が引き続き、怪人二十面相やパノラマ島で出演してくれたことが有難い。この辺も、リメイクした結果なのだろうか。1クール11話では全然見足りないので、他の作品もぜひリメイクしてほしい。

 

評価:A(ストーリー引き込み、サスペンス要素、影男のキャラクター、そして何より原作を現代に蘇らせたリメイクの腕)

最近見たアニメ

前回のまとめの続き。

終わりのセラフ

 

ある日、突然、未知のウイルスにより人類が滅亡し、残された子供たちが吸血鬼に囚われるところから物語は始まる。

強烈なインパクトのある物語の始まり方に興味を惹かれ見てみると、第一話の吸血鬼から脱走する部分だけでも、かなりストーリーに引き込まれた。二話以降の学園生活は少しグダったが、君月との関係の変化や、与一の才能が開花していく様は見ていて面白かった。そして、装備を手に入れてからの戦争パートは見応え十分。分割の2クール目ではミカエラ登場というサプライズに始まり、なかなか優一郎と接点がないもどかしい展開が見ていて心をくすぐられる。合流後の展開も面白く、やはりこの敵味方の裏切り裏切られの展開は漫画の王道だと思う。

評価:A(第一話のインパクト、ストーリー引き込み、友情要素、敵味方裏切り要素)

 

最近見たアニメ

さて、しばらくブログ書いていなかったのと、前に見た作品で書き忘れていた作品もあったので、まとめて感想を。

 

電波教師

突如ニートだった鑑が教師となって、生徒のトラブルを解決していく物語。

ニートの能力をフルに発揮した癖のあるやり方でトラブルを解決していく様は、見ていて面白い。イメージ的には青春ラブコメの主人公に似ているが、熱血教師体質で正義感のある明るい一面も持つ。声優の神谷明がよく似合う。

絵は全体的に手抜き感が否めないが、ストーリーはさすが少年誌だけあってしっかりしている。

理事長や生徒会長のキャラは濃いものの、それ以降の登場キャラはそこまでインパクトがなかったのが残念。但し、兄思いの妹が可愛いのは良かった。

評価:B(ストーリー引き込み、サクセスストーリー要素)

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

ソロでダンジョンに潜っていた平凡なプレイヤー「ベル」が、ある事件をきっかけに物凄いスピードで成長していく、どこかSAOに似たMMORPG風の物語。

見どころはやはり主人公が成長していくサクセス・ストーリー。どんどんレベルを上げて強い敵を倒していく様は見ていて爽快。成長速度がチート的に早いので周りのプレイヤーが驚いている様が見ていて面白い。パートナーであるリリに騙されても最後まで決して疑わない純粋さも、少年誌の主人公っぽくて個人的には好き。

リリと神様が主人公を取り合ったりと、ラノベらしいラブコメ要素もしっかりしていて、かつ、ダンジョン攻略シーンとラブコメがとのバランスがちょうど良い。

SAOもそうだが、こういうダンジョン攻略系の作品はまるで自身でゲームをしているような感覚になれるのが心地良い。

ただ、どうしてもSAOと比較してしまうので評価はAに近いB。

評価:B(ストーリー引き込み、サクセス・ストーリー要素、ラブコメ要素)

 

長門有希ちゃんの消失

アニメファンなら誰もが知ってる「涼宮ハルヒの憂鬱」の番外編。涼宮ハルヒの憂鬱エンドレスエイトの強烈なインパクトが印象的であるストイックな作品だっただけに、番外編もかなり期待。

長門有希涼宮ハルヒの憂鬱でもなかなか良いキャラクターだったので、彼女が主人公というのもかなり面白そうだと思ったのだが、いざ見てみるとキャラが180度違う。

まあ番外編なので変えたのかなーと思いつつ、そのまま見ていたが、序盤はかなりのグダグダっぷりで正直、飽きる。

しかし、中盤以降は主人公のキャラチェンの理由が明らかになり、物語へ徐々に引き込まれていく。序盤グダグダだったのも、この秘密を際立たせるための、敢えての演出かとさえ思える。ラストは感動要素もあり、前半で見るのを止めなくて本当に良かった。

 評価は文句なしのA。涼宮ハルヒの憂鬱の番外編だけあった。

評価:A(ストーリー引き込み、長門の秘密に関わる設定や演出、終盤の盛り上げ構成)

 

長くなってきたので続きは次の記事で。

最近見たアニメ

聖剣使いの禁呪詠唱

最初の一話で、評価Cレベルなので、久々に見るのをやめようか迷った作品。
絵が古臭く、内容も古過ぎるベタベタなラブコメ。バトルシーンも呪文詠唱の妙な演出に違和感大。
とは言え、一応ラブコメであり、ヒロインが「俺妹」の妹と同じ声優だったので、期待を込めてもう少し先まで見てみる。
ストーリーは飽きるようなことはなく、ただ引き込まれることもなく、普通レベル。
しかし、7話で新キャラが登場すると、ベタベタながらもラブコメのクオリティが一気に上がり、デート・ア・ライブのような演出に見応えが出てくる。
しかし、その後は最終話へ向けてバトルメインになってストーリーはイマイチに。ラストの終わり方も普通だったので、評価はB止まり。
とは言え、最初は評価Cだと思っても、評価が覆ることがあることが分かったので、今後も最初だけで見限らず、最後まで見ていきたい。

評価:B(「俺妹」の声優による妹キャラ+ラブコメ要素)

 

食戟のソーマ

ジャンプ連載中の料理をテーマにしたちょっとエロめの王道バトル漫画。
初めて読み切りで見たときは面白い料理マンガだなぁとは思ったものの、いざ連載が始まっても他の作品を読むのに忙しくて読まなかった作品。とは言え、ジャンプで他の作品を立ち読みしている際、エロい描写が多いのでページ飛ばしの間でも目に留まる。
でもそんなエロい描写に頼らないと連載を続けられないのかと正直、低く見ていた。
しかし、いざアニメを見てみると、さすがは少年誌と言わんばかりのストーリー引き込みと、王道のバトル漫画要素がふんだんに盛り込まれており、食い入るように見てしまう。
主人公幸平創真の天才的な料理センスは見ていて爽快。単なる料理マンガではなく、しばしば行われる料理対決にどうしても興味をそそられ、気づけば続きが気になる程にストーリーへのめり込んでいく。幸平創真が同僚の生徒を守るために戦う熱血漢であることも高ポイント。
遠月十傑やOBなど、強い新キャラを出すタイミングが絶妙で、常にストーリーにハリと勢いがある。
さすがは競争社会の少年ジャンプで人気を誇るバトル漫画。

評価:A(ストーリー引き込み+バトル漫画王道要素多数+ヒーロー要素+熱血主人公)

 

監獄学園

こちらも食戟のソーマ同様、ヤンマガで他の作品立ち読みしている際、エロい描写が多いのでページ飛ばしの間に目に留まる作品。
気になってストーリー中盤から立ち読みしてみたが、あらすじが分からないせいで、ストーリーについて行けず。
ただ変態的な男たちがなにかよく分からないことをやっている作品というイメージしかなかった。
しかし、アニメで一話から見てみると、物語は単純明快。学則を破った男子生徒が監獄に閉じ込められ、そこから脱出しようとするシンプルなストーリー。男子生徒5人も、看守の女3人も個性派揃いで、ストーリーがキャラクターの良さをしっかり引き出している。副会長の格好とキャラがとにかく良い。キヨシとハナのエロいやり取りは見ていて面白かった。加えて、続きが気になるストーリー展開で、気づけばストーリーへの引きつけられ、あっという間にワンクール見終えてしまう。最後のどんでん返しのカラクリも良かった。ワンクールのラストは続きを匂わせる内容だったので続きがかなり気になる。原作は続いているので時間があれば見る予定。

評価:A(ストーリー引き込み+キャラを立たせるストーリー+続きが気になる展開)

 

境界のRINNE

高橋留美子の最新漫画作品。
霊が見える主人公と、悪霊を成仏させる死神が、周囲のレギュラーキャラと共に色々なトラブルに巻き込まれていくというベタなストーリー。一瞬、犬夜叉を見ているのかと思う程、設定は似ている。
しかし、毎回、一話完結の短編でありながら、ストーリーの引き込みは十分あり、キャラ追加のタイミングも見事で見ていて飽きない。
親父を隠しておいて後で出すという演出もさすが。六道輪廻が貧乏という設定もかなり面白く、ストーリーでその設定をしっかり生かしている。王道漫画を書き続けている実力作家による安定感のある作品。まだ母親が出ていないのも気になるところ。春から第二期が放送予定だが、第一期の評価は文句なくA。

評価:A(ストーリー引き込み+キャラを立たせるストーリー+安定感)

 

レーカン!

境界のRINNEと同じく、霊が見える主人公「天海響」が様々なトラブルに巻き込まれていくハートフル系ファンタジー作品。
霊を通して、人々の絆を描くストーリーなので感動要素もあり。
シリアスなシーンもあるが、日常バートではギャグ色もなかなか強い。
通り魔殺人や代返侍、コギャル霊が良いキャラをしていて、コギャル霊が響に憑依するという王道展開も面白かった。
後半は文化祭のあたりからストーリーがやや雑になってきて、完成度が落ちたのが残念だが、母親が登場するシーンが感動的だったのを考慮し、評価はAに近いB。
見ていて心が温まる作品。

評価:B(感動要素+王道要素)

最近見たアニメ

崖の上のポニョ

 

ずっと録画しておいて後回しになっていた作品だったがようやく視聴。言わずもがな宮﨑駿のジブリ作品。

確か以前派遣で働いていた頃、会社の人と飲んだ帰りのカラオケで、会社の人が歌っていた気がする。そんなわけで、作品こそ見ていなかったが、歌だけは知っていた。

思い返せば放映当時、街なかでも結構この曲が流れていた気がする。

しかしながら作中ではエンディングテーマでしか使われていなかったのは意外だった。

始まりは海の中で、不思議な格好をした男が、なにかを研究しているような、そんな不思議な雰囲気からの始まり。洗練されたような宮崎風の絵のタッチも相まって、冒頭からいきなり興味をそそられる。こういった世界観への引き込みは重要。

ストーリーは終始、先の読めない展開。ラストはポニョとのお別れを想像していたが、ポニョが人間になるというまさかのハッピーエンドに驚かされる。

主人公がポニョにキスをするのかと思いきや、魚のポニョが急に高くジャンプして、着地と同時にキスをし、その瞬間に幕を閉じるという演出が、個人的には裏切られたような、もうちょっとしっかり描いて欲しかった気もするが、監督の意図した味のある演出なのだろう。

 

アニメをたくさん見るようになり、舌が肥えてきた今、宮崎アニメを見てどう感じるのか。そんな考えて見てみたが、感想は子供の頃に魔女の宅急便となりのトトロを見たときとあまり変わらず、充実感のある印象だった。

分析して言えば、透明感というべきか、洗練された絵のタッチと作りこまれたストーリーおよび演出による、作中への引き込みが強烈なんだと思う。見た後に、とても気持ちの良さが残る、そんな作品だった。恐らくは老若男女どの層にも支持される、そういう演出力なのだと思う。

風立ちぬ猫の恩返しなど、まだまだ見ていないジブリ作品は多数あるので、近いうちに見たいと思う。

評価:A(これぞ宮崎ブランドとも言うべき圧倒的な引き込み力と後味の良さ)