moflのリア充への道

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最近見たアニメ

さて、昨日の続きでアニメの感想を。

 

DAYS

2016年7月期

4年前から少年マガジンで連載しているスポ根マンガ。

2年前までは少年マガジンを毎週立ち読みしていたのだが、正直、名前も知らなかった。サッカー漫画と言えば、少年サンデーの「BE BLUES」が面白かったので読んでいたが、そういった意味では本作も期待しながら見た。

4年前だと、黒子のバスケがかなり盛り上がっている時期だが、本作は黒子のバスケと違い、少々古臭いスポ根マンガという印象。どちらかと言えばスラムダンクに近い。

 

主人公は完全なサッカー未経験者で、いわゆる才能に溢れたタイプの人間ではなく、むしろ運動音痴なタイプである。

しかし、とにかくがむしゃらに人一倍練習するタフさと、下手であることを周りに指摘されても気づかない鈍感さでどんどんチームに馴染んでいく。

主人公の柄本は、ワンピースのルフィのような純粋さがあり、少年漫画の主人公としては王道。

彼の人柄によって周りが影響を受け、どんどん変わっていく様は見ていて気持ちが良い。また、人一倍な練習に寄って尋常じゃないスタミナを手に入れた柄本が初心者ながら活躍する様も同様。

しっかりと王道要素を抑えつつも、才能のない主人公が地味な練習シーンをしっかり描くあたりは非ファンタジー的で、この個性もポイントだろう。

アニメは2クールで終了したが、続編の制作が進んでいるようなので、続きも見る予定。

 

文豪ストレイドッグス

2016年4月、10月期

角川コミックスのCMで見て名前は知っていた。

しっかりとしたシナリオの作り込みからラノベ原作をと思ったのだが、小説も刊行されているとは言え、コミックスが先に出ているので驚いた。

名前の通り、物語には、日本の有名な作家が実名で多数登場する能力バトルファンタジー。

能力バトルものとしては、それぞれの能力が強過ぎず、相性によって有利不利が変わるのでバランスは良い。特に、太宰治国木田独歩が相性最悪の相手と戦っている際、一瞬の隙きをついて相手をチェンジするシーンはよく出来ている。

第一話から序盤の引き込みはまあまあ。キャラが初登場した際、能力名だけが表示されるので、どんな能力なのか気になるのは、うまい引きである。

また、伏線や回想シーンなどが散りばめられている他、2つの勢力の共同戦シーンなどの王道要素も抑えており、2クールながらシナリオは最後まで気を抜くことなく楽しめた。

 

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!

2016年7月期

Fateの番外編。本編のキャラ遠坂凛が出て来るが、物語は平行世界という設定で、キャラは基本的に子供。シリアスでストイックな本編と比べ、こちらはギャグ多めのまったりした内容。

ギャグは思わず笑ってしまう内容で良い。

だが、ギャグ中心ではなく、シナリオの方も本編に負けずしっかり作り込まれており、序盤から引き込みは十分。

本編同様、魔術や英霊、聖杯戦争といったFateの仕組みはそのままであり、本編で分かりにくかった設定が分かりやすく描かれているのも良かった。

物語序盤で現れた記憶喪失の少女、田中さんの正体は結局最後まで明かされぬまま、劇場版へ続くという終わり方もなかなか。劇場版も見てみたい。

 

ReWrite

2016年7月期、2017年1月期

またまた流行りのタイムリープファンタジー。

作中では度々、画面に選択肢が現れ、恋愛アドベンチャーゲームのような印象を受けたが、原作は案の定、恋愛アドベンチャーゲームだった。

そのゲームの制作会社はKey/ビジュアルアーツ。恋愛アドベンチャーゲームをかじった程度の自分でさえ名前は知っている大手制作会社である。

ゲーム原作のアニメはハズレが多いが、本作はそんなセオリーを大きく覆し、重厚で奥深いシナリオに完全に引き込まれてしまった。

第一話はかなり古臭い印象のラブコメで、これは失敗かと思ったのだが、どんでもなかった。

主人公がしばらく能力を隠している点や、物語の途中で出会う人物の伏線など、シナリオへ引き込むテクニックが随所に見られる。

1クール目の中盤、ヒロインたちが転覆するシーンは、ミステリー小説のような驚きがあった。

そして、一番驚いたのは、平行世界の描き方。これまで見てきたSFファンタジーの平行世界とは異なり、ところどころがチグハグでキャラクターの時間軸や記憶等の辻褄が合っていなかった。このような平行世界の描き方は初めてで、非常に斬新だった。

2クールあるので、重厚で奥深いシナリオを十分に堪能出来ることだろう。

 

今日はひとまずこの4作品。まだ3作品程残っているが、続きはまた次回。