moflのリア充への道

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最近見たアニメ

対魔導学園35試験小隊

2015年10月期開始

魔女に立ち向かうための異端審問官を育てる学園にて、雑魚小隊と呼ばれる劣等生の寄せ集め部隊が次々と活躍していく、ラノベ原作のバトルファンタジー。

ここ最近、「空戦魔導士候補生の教官」「落第騎士の英雄譚」と、劣等生の集まりが活躍する系の学園モノが多い気がする。恐らく売れる作品の一つの王道なのだろう。

1話~2話は鳳桜花のツンデレキャラが生きており、なかなか良いスタート。しかし、二階堂マリが参戦する3話で早くも主人公に惚れて、マリと主人公を取り合うのは、ちょっと早過ぎる印象。

また、主人公が桜花に対し「仲間になることを諦めない」というクサイ台詞を言うシーンがあるが、ちょっと空気を読めていない不自然な感じが出てしまっている。空戦魔導士候補生の教官にしろ、他の熱血主人公はもっと自然にこなしているので、視聴者へのイメージコントロールがうまく出来ていないように思う。

4話で登場した狂った死靈術師は、最近見た中ではなかなか良い悪役キャラ。

5話~6話のうさぎがトラブルに巻き込まれるストーリーと7話~8話の杉並がトラブルに巻き込まれるストーリーは引き込まれる。ストーリーを加速させるタイミングとしてはベストだろう。

9話と9.5話はまた日常パートに戻り、10話~12話で妹が登場する見応えのあるラスト。

全体的にストーリーの構成はうまいので、最後まで飽きずに見れる。バトルシーンもレリックイーターと契約するシステムが面白く、見応えあり。

ただ、今ひとつパンチが弱い印象。他の1クール作品は、ストーリーのコアや強力な幹部キャラの能力など、今まで謎だったことが次々と明かされ、興奮と共にラストに向けて一気に加速するというパターンが多いので、それに比べると物足りない。

謎多き生徒会長や理事長、敵キャラのオロチが実は主人公草薙一族であることなど、謎な要素はあったのだが、謎なまま終わってしまったので、原作で明かされるのだろうが、その伏線を1クールでうまく表現出来たら評価は上がっていただろう。

 

評価:B(ストーリー構成、その他全体的に平均点)