moflのリア充への道

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最近見たアニメ

ギャングスタ

2015年7月期開始

物語のキーは「トワイライツ」と呼ばれる身体能力の高い人間たち。生まれながらにして短命で、かつ、身体になにかしらの障害を持つ彼らが、マフィアの仕切る街で大きな抗争へ巻き込まれていくバトルファンタジー。

主人公の一人であるニコラスは耳が不自由で、その影響か、あまりうまく話せない。

無論、トワイライツの特徴なのだが、そもそも、言葉をうまく話せない障害者がアニメの主人公というのは初めて見た気がする。

ストーリー序盤はニコラスが仕事でマフィアをどんどんやっつけていく爽快感のある内容。そこから徐々に「タグ」の秘密が明らかになっていき、色んなキャラクターが登場する。「タグ」はトワイライツの序列であり、序列はバトル漫画の王道要素。これがあるだけで、どんどん強い敵が出てくるワクワク感がある。

終盤はかなり強い敵が現れ、バトルシーンの見応えが増す。そして、ノーマルでありながらトワイライツと互角に戦うマルコの登場で一気に引き込まれる。

戦い方がカッコよく、声やキャラクターもかなり良い。トーキョーグールに出てきそうな雰囲気のキャラだ。

そして、終盤のマフィアの抗争は全く先が読めず、どうなるんだろうと思いながら見ていると、戦いの真っ只中で最終話が終了。第二期に続くような演出もなかった。

途中で終わるのは時間の尺的にしょうがないのだろうが、1クールのアニメはこういうとき、オリジナルストーリーに差し替えてでも最終話で終わるように調整してくるのが一般的。敢えてそうせずに中途半端で終わったのは、クオリティの高い原作をそのまま表現した結果なのかも知れない。とにかく、続きを原作で見たい作品。

 

評価:A(障害者を主人公にしたアイデア、ストーリー引き込み、王道要素、バトルシーン、マルコのキャラクター)