最近見たアニメ
久々の更新。
3/31でぷよクエACが無事サービス終了を迎え、まったりした時間を過ごしている。
月に7~10万投資していたゲームがなくなり、お金の使い道がなくなったので、お金を使ってなにか満足感を得たい、そう思った私は、スマホ版ぷよクエのガチャに投資。4月に入ってから今日までに64,000円も使ってしまった。
先月は残業代を稼いだとは言え、少々使い過ぎた。
まあでもそのおかげでバトル用のデッキが9割完成したので、今後は節約していく。
さて、前置きが長くなってしまったが、アニメの感想を。
今年入ってから10本見たので、順に書いていく。
少女たちは荒野を目指す
2016年1月期
なんでもそつなくこなす器用で社交的な特に趣味もない主人公が、ひょんなことから部活に入り、ゲーム制作をすることに。
この作品は、そんなゲーム制作の日常を描いたアニメだ。
しかし、ゲーム制作の現場を描いた内容はアニメにしてはリアルである。
きちんと納期があり、シナリオを書く大変さや、シナリオ執筆が遅れることでデザイナーの作業時間が減って徹夜をするなど、現実の仕事の大変さをしっかり描いている。
見ていて引き込まれるようなファンタジーでもなければ、心がアツくなる少年漫画でもないので「おもしろい!」と声を上げる作品ではないのだが、そのリアルな描写は、妙に引きつけられるものがあり、気付けばあっという間に見てしまった。
SAO2やグラスリップなど、最近のアニメは色んなジャンルに分かれてきている印象がある。そのため、今後、アニメの文化がどこまで進化していくのか、そんなことを考えさせられた作品。一見の価値あり。
ハイスクールフリート
2016年4月期
たまたま録画されていた番組だったのだが、一応見てみた。
物語は艦これのような、女学生たちによる戦艦での海上戦闘モノ。
第一話は、ドジな主人公がそのドジっぷりを発揮して周りに迷惑をかけ、その後学校で何故か船の艦長に指名されるというドタバタ劇で。正直、つかみはかなり弱かった。
内容的にも少々お粗末な印象をだったので、ここで見るのをやめることも考えたが、万が一もあるので、一応、二話以降も見てみる。
すると、大きな引き込みはないものの、先が全く読めず、続きが気になる展開に。
海上学校の実習中、なぜか教官からの攻撃を受け、自己防衛で反撃してしまったことによって追われる身となってしまうのだが、実習に参加していた生徒たちから次々と攻撃を受け、窮地に立たされる。なぜ、教官や生徒たちから攻撃を受けているのか、その謎が解けないまま、どんどん窮地に立たされ、謎の解明や、この先どうなるのか、気付けば目が離せなかった。
途中で見るのを止めなくてよかった。続きがあれば見たい作品。
僕だけがいない街
映画化されていたのでタイトルは知っていた。
タイトルを知っている作品というのは、大抵面白いものだ。
また、サスペンスモノであるということで期待は大きかった。
第一話で主人公に予知能力があることが明かされ、予知能力を使って交通事故を未然に防ぐところから始まる。つかみは十分。その後、母親と一緒にいた主人公がまたしても予知能力を使うが、そこでは何も起きず。しかし、一緒にいた母親は何かを感じとっており、その後は母親視点で物語が進んでいく。
第一話から引き込まれる展開で、見せ方も非常にうまい。有名なタイトルなだけにしっかりとしたスタッフによる制作であることが伺える。
この後も、謎が深まる展開で引き込まれ、常に危険と隣り合わせな展開で、見ていて緊張感も凄かった。まさに期待を裏切らない作品。これは誰にでも薦められる。
灰と幻想のグリムガル
SAO、ダンジョン系など、昨今徐々に増えてきたMMORPG的なアニメは当たりが多く、本作もMMORPGっぽい雰囲気の作品だ。
気がつくと異世界に来ていた主人公たちは、過去の記憶を失っているが、もともと別の世界にいたのではないかと違和感を感じている。そんなところから物語は始まる。つかみはまあまあ。
余ったメンバーで構成されたパーティは、決して強いわけでもなく、きっちりまとまっているわけでもない。
RPGでは雑魚敵であるゴブリンだが、この世界ではゴブリンもそこそこ強く、そして、なにより、主人公たちのパーティは弱かった。
何の戦闘訓練も受けていない若者なのだから、それは当然といえば当然で、主人公のパーティはゴブリンすらまともに倒せず、生活費に困っていた。
戦闘で服は痛み、下着はボロボロ。一着しかないので、寝る前に洗ってノーパンで寝る。当然、服を買うお金はない。
一般的な異世界ファンタジー作品と違い、妙に現実的な設定や、こういったリアルな描写が、自分に置き換えたときにどうするかなど、色々考えさせられると共に、物語に引き込まれていく。
バトルアニメと違い、成長は遅く、地味な戦闘。ゴキブリのようにしぶといゴブリンは倒れても何度も起き上がる。そんなゴブリンの息の根を止めるには、弱っているゴブリンにトドメを刺さなければならない。決して気持ちの良いものではない。主人公たちもためらいながら、生きるために仕方なくやっていた。パーティの女の子は泣いていた。吐いているメンバもいた。
このような描写も実にリアルだ。
どこまでもリアルを追求した異世界ファンタジー。アニメは1クールで、元の世界に戻ることもなく、冒険の途中で終わる。原作は小説らしいのだが、まだ続いているのでぜひ続きを見てみたい作品。
Re:ゼロから始める異世界生活
僕だけがいない街もそうだが、最近、タイムリープ系の作品が増えている。どうやら最近の流行らしい。
タイムリープと言えばバック・トゥ・ザ・フューチャーが発祥と思うが、その後もアニメ作品にてタイムリープやパラレルワールドを取り入れたSFファンタジー作品はたくさんあり、どれもハイクオリティだった。
最近はアニメの実写ドラマ化、実写映画化も増えている。アニメを低俗なオタク文化としか認識にしていなかった世間がようやくアニメ文化の凄さに気付き、その魅力にすがり始めている。私はそんな風に見る。
さて、話を戻し、作品の感想に入ろう。
僕だけがいない街とは違い、こちらはラノベ調の作品。調べてみると、WEB小説が始まりだという。
突如異世界へ迷い込んだ主人公は、一人の少女に出会い、探しものを手伝うことに。しかし、探しものをしている途中、暗闇の中で何者かに襲われ、命を落とす。
そして、気づくと、主人公は初めて異世界へ来た場所で目を覚ます。そして、再び、少女を出会うが、自分のことは覚えていない。そして、再び少女と共に探しものを手伝うが誰かが邪魔をしていてうまくいかず、またしても命を落としてスタート地点へ(これを作品中では「死に戻り」という)。主人公を襲った人物は誰なのか。記憶を保持したまま、何度もやり直し、自分を襲った人物を探す展開。
このようなサスペンス展開で引き込みは十分だが、本作は2クールで、事件を解決する度に死に戻り地点が更新され、どんどん物語が進んでいく。
正直、ここで終われば他のタイムリープモノと同じだが、本作は後半の展開がスゴイ。
恐らくタイムリープモノで、たっぷり時間を使った2クールでここまで作り込まれたシナリオの作品はそうそうない。作者の次回作を見てみたくなる重厚なシナリオの作品。もちろん、これも誰にでも薦められる作品。
さて、ひとまず5作品の感想を書いたが、長くなってきたので続きはまた次回。
See You.