moflのリア充への道

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最近見たアニメ

アクエリオンロゴス

2015年7月期開始

創声力という思いを力に変える不思議な能力を持つ主人公たちが、戦闘機やロボットで悪と戦う、分かりやすいロボットアクション作品。

TOKYOMX開局20周年記念番組の文字と共に始まったので、洗練されたアニメを想像していたが、子供の頃に見ていた昔ながらのバトルアニメだった。

しかし、大人になった今見ても面白い。

 

最近のアニメは、有名なアーティストがオープニングテーマを歌うことも珍しくないが、本作のオープニングテーマ「ヤマイダレダーリン」は、まさにアニメ用に作ったオープニングテーマで、映像とマッチした心地良いリズムの曲は、思わず見ていて口ずさんでしまうほど。

アニメをたくさん見るようになって何年も経ち、最近はオープニングテーマなど、ほぼスキップして本編を見るのが当たり前になってきたが、この作品はスキップせずにきちんと聞けた。

 

第一話は1時間で、前半と後半で登場キャラクターが全く異なり、話も一切繋がっていない不思議な内容だった。そして第二話は、普通に後半部分の続きから始まる。恐らくなにかの演出だったのだろう。本作品は創聖のアクエリオンやその続編の後に作られた言わば第三作なので、前作や全前作の内容を知っているユーザ向けの内容だったのかも知れない。

 

物語序盤は、自分のことを救世主と言う痛い青年「灰吹陽」がバッタバッタと敵を倒す内容で、正直、あまり見応えはなかった。

だが、敵である月銀舞亜が捕らえられて捕虜になり、敵のボスから「スパイ」の任務を与えられて、味方とともに生活するシーンは見応えあり。ロボット作品には欠かせない王道要素である。

加えてものを知らずに育ったため、掃除のおばさんたちを見て「なんだこのムダのない動きは・・・!」と驚いたりと、勘違い展開もさすが。これらの王道要素のラッシュで一気に作品に入り込む。

そして、物語が進むに連れ、徐々に周りのキャラクターたちが「灰吹陽」に惹かれていくその様も見応えあり。

後半は「灰吹陽」と「月銀舞亜」の秘密が徐々に明かされ、どんどん作品に引き込まれていく。ラストは大きな感動要素もあり、2クールをうまく使った記念番組にふさわしい完成度だった。

 

評価:文句なしのA(オープニングテーマ、数々の王道要素、伏線を使ったストーリー引き込み、感動要素)