35分の賭け
先日アポった30歳受付嬢との二度目のアポ。
シフト制のため、先月末にシフト決まったら教えてと言っておいたが連絡なく。
一週間後に再度確認したところ、既に予定を入れたとのこと。
他にも強いライバルがいるのか、自分の魅力が足りない証拠。
というわけで翌週の予定を確認し、たまたまオファーした日が空いていたので、今日会う流れに。
新宿西口にある店に行きたいとのことで、場所は新宿西口。
当日、仕事終わりにLINEで詳しい待ち合わせ場所と時間を指定。しかし、既読がつかないまま新宿に到着。
電話してみるが、何度コールしても出ず。
これはドタキャンの予感。するとLINEで連絡があり、「昼寝してた」とのこと。
来る気はあるようなので、急がなくて良いよ的なメッセージを送り、東口のゲーセンで1時間くらい時間を潰す。
しばらくして到着したとの連絡があり、「西口に行けばよい?」とLINEが入る。
西口までは少し距離があるのと、西口だと分かりやすい待ち合わせ場所を知らないので、とりあえず東口で待ち合わせして、そのまま店へ向かおうと思い、東口に来るよう伝える。すると、すぐに電話が入り、「店が西口なら西口待ち合わせで良くない?」と言われたので「じゃあそれで」と答える。少しイラッとした口調になってしまった。気まずい雰囲気。
その後、待ち合わせ場所をどうする?と聞かれたので、どうしようか迷う。西口の分かりやすい待ち合わせ場所を知らない。
なので、とりあえず「今どこにいる?」と聞くと「どこにする?」と言われる。会話が咬み合わない。どこかの店に入っているのか、電話越しに人の声や動物の声が聞こえてうるさい。声が届いていないのか。もう一度、「今どこにいる?」と聞くと、また「どこにする?」と言われる。
すげえ面倒くさい。と思って少し間が空き、「じゃあHALCで」と言うと、言い終わると同時くらいに電話が切れる。
すげえ面倒くさいと思ったのが伝わったか、あるいは面倒くさいと思われたか。
その後、LINEに連絡もないので、一応HALCで良いか聞くと「HALCってどこ?」と言われ、「ビックカメラは分かる?」と聞くと、そのまま既読はつかず。
HALC到着後、着いている様子もないので電話するが、相変わらず電話には出ず。
5分待っても連絡ないのでLINEでどこにいるか聞く。その後、10分待っても既読がつかないので、さすがにもう無理だと思うが、念のため、もう一度電話するが当然出ず。なので、そのまま帰路につく。
西口の待ち合わせ場所を指定出来なかったのは自分のミスだ。東口のミスオファーをして気まずくなったのも自分もミス。
だが、そもそも、新宿西口という割とニッチな場所を指定したのは女の方である。その上、電話でどこにいるか聞いてもどこにするの一点張りで、一切交渉に応じないのはフェアじゃない。
つまり、おもてなしされる気満々なわけである。
約束の時間を1時間遅刻してもなお、その態度を続けられるのはすごいと思う。
外見的にはランクBだが、それなりにモテてきて、自分に自信があるのだろう。
恐らく、続けてもゲットは出来なかった可能性が高い。
さて、駅に着くと、ちょうど湘南新宿ラインが来ていたので運良く電車に乗り込み、スマホで時間を潰していると、恵比寿駅あたりで女から電話が入る。
とりあえず出てみると「今ビックカメラ」と言われる。意味が分からない。
ずっと既読がつかなかった「ビックカメラは分かる?」のLINE送信から35分後の出来事だ。その後LINEしたり、二度電話しているが、最後の電話からでも15分後。
いくらなんでも遅過ぎる。
そんなに待ってくれる男などいるのだろうか。
さて、とりあえず、完全なおもてなし対応を求めている以上、今戻っても会える可能性は極めて低い。
だが、そのとき、電話越しの声がとても寂しそうに聞こえてしまい、心が揺らぐ。
時間はあるので、会えなくても良いから一旦戻ることに。
とりあえず、そこで待っているよう伝え、新宿へとんぼ返りしてビックカメラへ向かう。
しかし、当然、ビックカメラにはおらず、電話しても出ない。一応LINEでどこにいるか聞くが既読はつかず、予想通りの反応。
だが、さっきのこともあるので、一応ある程度待つことにした。
目安は35分。
しかし、35分経っても連絡はなく、もう一度帰路につく。
一度会っている女とのドタキャンはかなり久し振りなので、結構疲れた。
経験値が上がり、ほとんど下手打ちをしなくなってからはドタキャンはなくなったのだが、それはあくまでリアルでの出会い。
ネットでの出会いはこういう危ない女がいるようなので今後は注意したい。
ともあれ、恋愛活動を初めたばかりの頃であれば、この女自体ランクAと認識し、今回のようなことがあれば、心身ともにズタボロになり、夜も眠れず仕事にも影響していたことだろう。
mixiやシャンクレールでドタキャンされまくって心に傷をおっていた当時を思い出す。
だが、今はランクの判定基準も厳しくなり、この女を高価値を判断することもない。また、他にもターゲットがおり、そもそも、関係が進展するかどうかを、連絡先を交換するまでの反応や、一度目のアポの反応で判断出来るようになったので、余計な期待はしなくなった。
なので、疲れはしたが、ダメージは最小限に抑えられた。
我ながら成長したなぁと思う。
しかし、これはこれで良い経験と言うか、良い刺激になった。
今の職場に入ってから残業がなくなり、恋愛活動をする時間的余裕が出来たが、結局は梅雨を理由にサボっていることも多く、ゲームに時間を割いている現状があるので、これを機に、もっと活動ペースを上げていきたい。
いつ仕事が忙しくなるかも分からないので、やれるうちにやれることをやる。