moflのリア充への道

恋愛・仕事・ゲーム・アニメのブログ

最近見たアニメ

サクラダリセット

2017年4月期

 

不思議な能力を持つ人達が済む街、桜田で起きた事件を、時を遡って紐解いていくサスペンスファンタジー。

 

半年くらい前、美容師さんが「タイムリープものが流行っている」と言っていた。確かに、2016年以降かなり増えたように思う。

2016年のアニメだけでも、orange、僕だけがいない街、Reゼロ、Rewriteの4作品あり、映画や他の媒体でも目立っていた。

しかしながら、アニメファンの自分からすると「タイムリープ」や「パラレルワールド」といった設定は、ファンタジーの王道要素であり、これが読者を引き込みやすいというのは自明である。

なので、それに今頃気付いたのかと言う感じ。

漫画、アニメ、ラノベといったオタク文化の進化が、一般小説や映画、ドラマといった、リア充御用達のメディアの進化を大きくリードしているのではないかと、私はそう感じている。

 

その証拠に、最近は、漫画原作の映画やドラマが非常に多い。

 

さて、話を戻そう。

2016年以降にタイムリープものが増えたが、自分的にタイムリープもので一番ストーリーの引き込みが強かったのは、2015年放送のアニメ「シャーロット」。

クオリティの高さに加え、タイムリープが流行っていなかった2015年に放送されていたというのが、時代の先を行っているように思う。

ちなみに、本作品とシャーロットは作風がかなり似ているので、作者が「シャーロット」に影響を受けて作ったのではないだろうか。

 

とまあ、そんなこんなでタイムリープについてアツく語ってしまったが、そろそろ本作品について書いていく。

 

他のタイムリープ系作品との違いとしては、「時間を遡っているわけではなく、人や空間を過去の状態に再配置する」という点が新しい。

また、全体的に能力がかなり凝っている点。

例えば、冒頭で述べたタイムリープ作品では、能力や設定は非常にシンプルで、わざわざ解説しなくてもストーリーを追うことで自然と理解出来る。

しかし本作は、ハンターハンターの念能力ぐらい凝っているため、能力を理解出来ず、序盤は話についていけないこともしばしばあった。

一番メインとなるハルキの能力につしても、制限が細かいため、一度聞いただけでは覚えられない。また、物語のキーとなる村瀬の能力については、結局最後まで分からず。

原作を端折っているのかも知れないが、アニメであれば色々やりようはある。

最近は間に解説番組を挟んだりすることも多いので、解説番組で解説するなり、進撃の巨人のように、CMまたぎで解説文を載せるなどすれば親切だった。

 

また、キャラクターの名前が非常に覚えにくい。

通常、キャラクターの名前は覚えようと意識しなくても、特徴的な名前であったり、キャラクター同士が名前を呼び合ったりすることで、自然と覚えてしまうものであるが、本作はそうではない。

特にメインヒロインである春埼美空は、名字で呼ばれたり、名前で呼ばれたりする上、名字も名前っぽいので非常に紛らわしい。

また、全体的に特徴的な名前ではなく、普通っぽいこと。

前半は特に、お互いに名前を呼び合うことも少ないので、誰かの話題をしていても、誰のことを言っているのか分からないという。

これは正直、アニメとしてはかなり致命的だ。

 

まあこれも原作を端折っているために起きている可能性もあるが、そこはアニメ製作時に台詞を修正するなどして対処すべき。

 

ストーリー自体は、奥深く、能力の使い方もうまいので、非常に良く出来ていたのだが、この辺りのマイナス要素が目立ったことにより、ストーリーの引き込みが弱くなってしまったのが非常にもったいない。

これがなければ、シャーロットを抜けたかも知れないが、結果、2クールフルに使って描いたシナリオが、1クールしかないシャーロットに劣ってしまう結果となった。

最近見たアニメ

Re:CREATORS

2017年4月期

漫画やゲームのキャラクターが現実世界に現れ、その作品の作者と出会う。

 

ファンタジー系では、今までありそうでなかった設定のように思う。

当然ながら作品によってキャラクターのデザインが全然違い、ロボ系、憑依系、魔術系、拳銃使いなど、ここまで色の違うキャラが多く集う作品も珍しい。

 

事前番組にて、色の違うキャラが多数登場するという魅力を事前に解説してくれたので、余計に魅力を感じた。こういう事前番組はどんどんやってもらいたい(と言うか、自分が知らないだけで、結構やっているものなのだろうか)。

 

また、珍しく非分割の2クール作品だったため、登場キャラクターを惜しみなく登場させ、感動ありきで、自然なストーリー展開でラストまで持っていけたのは良かった。

ただ、色違いのキャラが多数登場する設定上仕方がないのかも知れないが、ストーリー自体は少々弱く、他にもっと良いストーリーはなかったのかなぁと思う。

まがねのキャラが良く、ハンターハンターの具現化系念能力のようなルールで縛った能力が面白かったので、このあたりをもっと活かすとか、あるいは王道のサスペンス系ストーリーにしても良かったのでは、などと思う。

が、まあ、面白い試みであり、アニメ業界の進化を実感させられる作品だった。今後も、こういった面白い作品が出て来ると思うので、食べず嫌いせず、新しいスタイルのアニメを見ていきたい。

また、クリエイターが命をかけてキャラを描く姿を通して、創作活動の素晴らしさを実感させられた作品。

何らかの形で、見るだけじゃなくて、作る側に回りたいね。

最近見たアニメ

TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-

2016年10月期

 

乱歩奇譚 Game of Laplace」が面白かったので、同じ毛色ということで見てみた作品。

明智小五郎怪人二十面相というストーリー上の構図は大体同じだが、「乱歩奇譚 Game of Laplace」が癖のあるサスペンスストーリーだったのに対し、本作はサスペンスストーリーを土台として、特殊能力を持つ小林の成長や、少年探偵団を裏切ってしまった花崎の心の葛藤を描いている。

このあたりが現代漫画らしいなと思う部分であり、見ていて面白い。

2クールあったことで、小林の成長をじっくり描けた点も良く、最終回に向けて井上、野呂、勝田など、少年探偵団のメンバーの絆が深まっていく様をじっくり描けていたのも良かった。

総じて、2クール作品は感情移入しやすく、良い作品に仕上がるということだろう。

唯一残念だったのは、怪人二十面相の声優がGacktだったということ。

変人という点でキャラは合っていないこともないのだが、鼻声っぽい声質なため、台詞が絵に合っていなかったり、キャラの感情表現の邪魔になっていたよう感じる。シリアスなシーン程、大きな違和感を感じた。

オカマのキャラとか、そういうキャラじゃないと、あの声は合わないだろう。

他の声優陣との実力差も凄いので、今後、声優は遠慮した方がいいと思う。

ただ、主題歌はなかなか良かった。

 

青の祓魔師 京都不浄王篇

2017年1月期

第一期は後半から見ていた程度の知識しかなかったが、それでも違和感なく見れた。こういう分かりやすさは大事。

第一期のときもそうだったが、相変わらずメフィストの立ち位置だけはよく分からない。この辺りは第一期を全部見ないと分からないのだろうか。

 

徐々に明かされるお寺の秘密。

仲間たちから距離を置かれてしまった奥村燐だが、その持ち前の明るさと前向きさに心打たれ、仲間たちの態度が徐々に変化してく様が見どころ。

 

たった1クールだったが、見どころは十分で、あっという間に見てしまった。なんとなく家庭教師ヒットマンREBORN!に近い感覚。

原作はまだ続いているようなので、続きを見てみたい。

最近見たアニメ

雲のむこう、約束の場所

テレビ放送

 

新海誠監督の映画。

いつも遠くに見える天高くそびえる塔。その塔へ行くことも目指し、飛行機制作を始める二人の男子学生とそれを見守る一人の女学生。

あの塔にはなにがあるのか。始まりは先の展開が気になるストーリーだが、突如、女学生が失踪し、そこからは塔の研究と、塔を巡っての政治的な争い、戦争へと発展する。

女学生と塔の秘密については、なかなか面白い設定ではあるのだが、正直、序盤のストーリーとの結びつきが弱く、政治的な争いメインで描いているので、設定を活かしきれていない印象。政治的な争いメインで描きたいのなら、設定はもっとシンプルで良いと思うし、女学生と塔の設定を活かしたいなら、ストーリーはもっとジブリ的なファンタジー寄りにしたほうが活きてくるように思う。

とは言え、新海誠監督のことなので、なにか実現したいテーマがあって、この構成になっていることとは思う。言の葉の庭はDVDを借りて見たのだが、特典映像である監督インタビューを聞くまで、やはり作品の良さは分からなかった。

 

進撃の巨人

再放送(第1期)、2017年4月期(第2期)

 

人類対外来生物のバトルファンタジー。

テラフォーマーズもそうだったのだが、誰もが知っているビックタイトルなだけに、あまり興味を持っておらず、今さら見た。

しかし、これまたテラフォーマーズ同様、見たら一気にハマってしまった。

 

ポイント1.構図

人類対外来生物の構図として、ほとんどの作品が人類優勢な展開であり、ピンチになるにしてもたがが知れている。

しかし、本作品の良いところは、外来生物の方が圧倒的に強く、人類が不利な状態の構図になっているということ。

味方が死んでしまうことも多く、常に人類が窮地に陥っている状態なので、緊張感が凄い。

その設定からか、戦闘で勝ちにも大きな意味があり、人類を応援したくなる気持ちから徐々にストーリーへの引き込まれていく。

 

ポイント2.メインキャラクターの魅力

正義感があり、人一倍巨人に強い恨みを持っているエレン・イェーガー。

扱いの難しい立体機動装置をいとも簡単に操作出来てしまう天才的なミカサ・アッカーマン。

臆病で戦闘のセンスも低いが、常に冷静で頭がキレるアルミン・アルレルト。

これらメインキャラの魅力により、ストーリーの引き込みに拍車がかかる。

 

ポイント3.細かい設定

また、なかなか設定が凝っていて、壁や武器、立体機動装置から馬車に至るまで、細かい設定があり、CMまたぎの際に説明の絵が表示されるのも良い。

 

 

ポイント4.サスペンス

人類の巨人化が発覚する第一期の後半からは、裏切り者を探す展開になり、ますます先が気になる展開で、ストーリーの引き込みに拍車がかかる。隊長エルヴィン・スミスの味方をも欺く作戦は見応えがあった。

 

全体的にテラフォーマーズとの共通点が多いが、ポイント4の点で本作品が一歩リードしているような印象。

だがまあ、作品のファンになるバトル漫画の王道要素はしっかりと抑え、他のバトルファンタジー作品との差別化も出来ているので、人気になるだけのことはある。来年第三期をやるそうなので、続きが楽しみで仕方ない作品。

 

Lostorage incited WIXOSS

2016年10月期

 

WIXOSSシリーズの続編(第三期)。遊戯王もそうだが、対戦形式やストーリー展開は毎回大体同じで、対戦内容は深く描かず、ストーリー重視の構成となっている。

第二期で、セレクターとルリグの入れ替えが発覚したが、今回はその延長線上の話。

内容は可もなく不可もなく。まあそもそも、カードゲームのアニメは、好きな人は楽しめる内容なので、これはこれで良いんだと思う。

ただ、ラストはめっちゃ良かった。しかも、かなり切なかった。この終わり方は憎いね。

最近見たアニメ

前回の更新から早三ヶ月。営業に相談したおかげで職場上司のパワハラはなくなりました。

今の職場も、お盆休み明けて残り一ヶ月半。早く終わらないかなぁ。

挨拶なし、仕事中終始無言の会社なんて、まっぴらごめんなのであります。

 

さて、アニメの感想がだいぶ溜まってきたので、ぼちぼち消化していこうと思います。

 

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

2015年10月期、2016年10月期

 

3クール空けての分割4クール。

ガンダムシリーズの最新作。見る前から、なんとなく、人気が出た作品なんだろうなぁってのは、体感していた。

まあ、ユニコーンが良かったので、どの道、期待して見ることに変わりはない。

 

ガンダムと言えば、新型ガンダムを巡って二つの勢力争いが起こることから始まるのが定番だが、少年たちが、工場で大人たちに無理やり働かされているシーンから始まったので、始まり方は新鮮だった。

その後、子供たちが大人を出し抜き、工場を支配するというエピソードで掴みは十分。Bパートのラストでガンダムを出して終わり、引きも十分。さすがはガンダムシリーズといったところ。

その後のシナリオも、ヤクザに入ったり、政治家に協力したりと、これまでのシリーズにない新しい展開が目立った。

モビルスーツの操縦を、脳神経との接続、鼓膜への投影など、ニュータイプを別の形で表現したのも良かった。

4クールを通して、大事な人を失うシーンが多く、ガンダムシリーズに限らず、昨今のアニメにしては非常に珍しいくらい、人が死んだ。そのためか、シナリオが非常に重く、印象深い作品となった。

4クールという長い時間を十分に活かした作品。当然、一見の価値あり。

 

弱虫ペダル第三期

2017年1月期

 

初心者がロードレースに挑む、スポーツ競技漫画。

競技系のアニメは漏れなく面白い傾向にあるが、この作品も例外ではない。

第二期は見ていたので、今回はDアニメストアで第一期を見てから、第三期を視聴した。

大手少年誌掲載作品だけあり、序盤の引きが強く、すぐに引き込まれた。

主人公が所属する総北高校、ライバル校の箱根学園、京都伏見。どの生徒も個性的で、それぞれにエピソードがあり、ロードレースという派手さに欠ける競技でありながらも、視聴者を飽きさせない構成となっている。

三年生引退前、最後のレースは感動するシーンも十分にあり。

また、実際に三年制が引退し、世代交代が行われるのも見どころ。アニメは終わってしまったが、連載は続いているので、原作で続きを見たい。

競技系アニメの中では入りやすく見やすく飽きさせない。誰にでも勧められるそんな作品。

 

B-PROJECT~鼓動*アンビシャス~

2016年7月期

音楽系ということで録画しておいたが、見てみると女子向けアニメだった。まあそれでも、プリンス・オブ・ストライドが面白かった例もあるので、まずは一話見てみる。

この作品は、要するに12人のイケメンを、一話で一人ずつ紹介していく、センチメンタル・ジャーニーの女子版みたいな作品だと思われる。

特に引き込まれるわけでもなく、毎話読み切りスタイルなので、見るのは断念。久々のハズレ。今後は録画する前にしっかりチェックしたい。

 

ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン

2016年7月期

 

戦国時代、戦モノ。無名の作品だが、命をかけたやり取りは見応えがありそうなので、見てみる。

主人公イクタストロークは、怠け者で女好きという最悪な性格だが、非常に頭が切れる人物。物語序盤で敵兵に捕まりそうな状況の中、自ら敵兵のフリをして敵兵リーダーにハッタリをかまして、味方を逃がすシーンは見ごたえがあり、この辺りから物語へ引き込まれていく。その後、指揮官となって、敵兵を出し抜く戦略で、戦力差をひっくり返す戦いも見応えがあった。

最後は天才的な敵指揮官との対決になり、なんとか勝つものの、また再戦がありそうな雰囲気で終わる。しかし、調べてみると、原作もそこで終わっているようだ。続きがあれば見たい作品。

 

クオリディア・コード

2016年7月期

突如襲来した謎の外来生物を、特殊能力を持つ学生達が撃破していく、能力バトルモノ。

外来生物襲来」という設定は、過去に「蒼穹のファフナー」という素晴らしい作品があるので、これは見るしかない。

序盤はインパクトに欠けるものの、ヒロインが失踪してから徐々に引き込まれていく。どこまでも謎に包まれている敵の存在と、数多くの伏線は、いろんな想像を膨らませ、見る人を引きつけていく。終盤、凛堂ほたるが「この世界は偽者だ」と言い残して失踪してから発覚する世界の反転。これが本作の一番の見どころだが、これにはかなり驚かされ、同時に数々の伏線を回収して謎が明らかになる、見ていて気持ちのよい作品だった。

後で調べてみて分かったのだが、本作は、有名なライトノベル作家さがら総橘公司渡航」の共同作品だそうだ。道理で作り込まれたシナリオだったわけだ。

今後は有名作家の作品を色々探して見てみたい。

久々に、強く印象に残るインパクトのある作品。

 

エルドライブ

2017年1月期

天野明先生の作品。宇宙警察となって宇宙海賊と戦うバトルモノ。

天野明先生らしくポップで見やすい作風で、1クールながらも後半は引き込まれるストーリー展開だった。

リボーンに比べると引きが弱い印象があるが、原作はまだ続いているので続きに期待。

 

Free!Free!-Eternal Summer-

再放送

水泳モノの競技アニメ。

DアニメストアのCMで、ダイジェストで流れている作品の一つなので、ずっと気になっていたが、再放送をやるということで、第一期と第二期をまとめて視聴。

気付けば女子向けの作品だったが、そんなことはあまり気にならないくらい、引き込みのある作品だった。

やはり、競技モノのアニメは見ていて面白い。

島から島への遠泳はドーバー海峡横断部を思い出す、緊張感のある展開。

ゼロから部を設立する展開も良く、大会のリレーのシーンは、思わず画面に釘付けになってしまう魅力があった。

アニメは普段スマホを見ながら見ているのだが、思わずスマホを操作する手が止まった。こういう「ながら」の姿勢で見ていると、本当に良い作品かどうかがよく分かる。第二期ではリレーのシーンが更にリアルに描かれているのも良かった。

アニメ本編が再編集して映画化されているようだが、岩鳶高校編、鮫柄学園編、両校の対決をそれぞれ3本の映画として公開するようだ。最近は黒子のバスケなど、気合の入った長編の再編集が目立つ。

個人的には新作として、先を描いた作品を見てみたい。

 

あまんちゅ!

2016年7月期

ディザーサイトのイントロ紹介ページに書かれている絵があまりに綺麗だったので気になって見てみた作品。

紹介ページにはARIAで人気を博した天野こずえ先生の最新作との記載。

ARIAは見たことがないのだが、単なる無名な作品というわけではなさそう。

 

物語は、ダイビング未経験の主人公がダイビング部に入り、資格を取って海に潜るまでを描いたストーリーなのだが、1クールのアニメながら、ストーリー自体はものすごくゆっくり進行していく。

ローテンポなのでストーリーに引きはほとんどなく、引き込まれる作品ではない。

この作品は、ゆったりとしたテンポのなかで描かれる雰囲気を楽しむ作品。

臆病で、諦めるのが早い、自分からはなにも出来ない内気な主人公が、ぴかりと出会い、ダイビング部に入って様々な経験をする中で少しずつ自分を変えていく。

ぴかりは、おばあちゃんの教えで、とにかく明るくポジティブ。今を楽しむことを最優先に考えている。

各キャラクター(特に先生)の台詞がすごく良くて、考えさせられる。

怠惰な日常を生きる自分の生き方を改める、きっかけとなるような刺激を受ける台詞が多い。

これは作者に意図であり作風なんだろう。天野こずえ先生のARIAも見てみたいと思った。

 

魔法少女育成計画

2016年10月期

魔法少女が増え過ぎたので、成績の良い魔法少女だけ残して他は辞めてもらう。魔法少女同士の生き残りをかけた戦い。

第一話は特に引きのない、よくある設定の美少女系アニメだと思った。

けど、ハイスクールフリートなど、第一話が面白くなくても、尻上がりで面白くなる作品はザラなので、当然、ここで見るのを辞めることはしない。

第二話も、特に引きのない展開と思いきや、ラストに魔法少女を辞めたレムが現実世界で死んでいるという、いきなりSAOのような強烈な展開。

ここからは、カイジやデスパレードのような命をかけた足の引っ張り合いとなり、見応えは十分。

クオリディアコードのシナリオにもかなりのインパクトを受けたが、この作品のシナリオのインパクトも半端ない。

後で調べてみると「このライトノベルがすごい!」に掲載されている作品らしい。

やはりラノベのシナリオは群を抜いている。そう感じた。

「この漫画がすごい!」に掲載されていたテラフォーマーズもかなり面白かったので、「この・・・がすごい!」は本当に漫画なりラノベなりをたくさん見てきている信頼出来る情報筋の情報なんだと思う。今後はこれらを参考にして、名作を探していきたい。

最後は先がありそうな微妙な終わり方だなと思ったら、原作はまだ続いているらしい。文庫なので少し敷居は高いが続きを見てみたい。

 

ユーリ!!! on ICE

2016年10月期

本格男子フィギュアスケートアニメ。

見る前からなんとなく有名な作品になっているのを体感していた作品。

「Free!」と同様、競技系なので面白いんだろうなと思って見たが、期待を裏切らない仕上がりでめちゃめちゃ良かった。

第一話のBパートラスト、ビクトルが現れて主人公勇利のコーチをすることになる展開で引きは十分。

演技すること、役に入ることの難しさ。快感。大会での高揚感。これらがダイレクトに伝わってくる演出により、すぐに作品に引き込まれる。

失敗をバネに活躍する姿は見ていて気持ちが良く、自分もなにかのステージで上を目指したいと思わせる。氷の上で自由に舞えたら気持ち良いだろうなとも思った。

また、後半、特に引き込まれる要員となったのは音楽。

フィギュアスケートは踊りだけはない、役に入りきった演技だけでもない、音楽に合わせることが大事だという台詞があるが、実際に、曲に乗る演技を見てみると、本当に引き込まれる。生でミュージカルを見たときの感動を思い出した。劇中劇のような感覚で、これが曲に乗るということかと実感した。

各演技の曲も良く、ディーンフジオカが歌うオープニングテーマもかなり良い。

文句なしの名作。

今後、3回の映画で1クール全てを放映するらしい。ぜひ、たくさんの人に見てほしい。そんな作品。

 

借りぐらしのアリエッティ

テレビ放送

映画だけど、せっかくなので、これも感想を。

スタジオジブリの作品は「千と千尋の神隠し」以来ついていけてない上、過去の作品もちゃんと見た作品は少ないので、かなり疎い感じなのだが、細かく描かれた映像と、人間の住む家に、こっそり小人が暮らしているという独創的な発想にかなり引き込まれた。最後は少し寂しい終わり方だが、もう少し、この作品の世界に浸っていたい、そう思わせるような魅力的な世界観の作品だった。

 

思い出のマーニー

テレビ放送

借りぐらしのアリエッティとは違い、こちらの作品はどこか狐につままれたような、謎の多い展開で進んでいく。

主人公杏奈の前に突如現れた、どこか夢うつつな、幻のような存在マーニー。彼女と一緒に過ごしていくうち、無表情で暗かった性格が徐々に明るくなっていく。

ラスト、マーニーの謎が解明されるシーンは本当に驚いた。こういう驚きのある作品は見ていて気持ちがよい。

 

スタジオジブリの作品は見ていて本当に気持ちがよくなる作品だったので、まだ見ていない過去の作品も一つずつ見ていきたい。また、子供の頃、一度見た作品も、改めてもう一度見てみたい。

本当に良い作品でした。ごちそうさまでした。

 

さて、溜まっていたアニメは以上、12作品。一気に書いたので疲れた~。それではまた次回。シーユー。

最近見たアニメ

ゲーセンに通わなくなり、時間に余裕が出来た。おかげさまでジム通いも復帰。いい感じだ。

最近は職場上司のパワハラが酷く、精神的ストレスを感じているので、秋に予定している転職に向け、転職先探しを始めていきたい。

 

とまあ、前置きはこのくらいにして、前回の続きといこう。

 

デス・パレード

2015年1月期

記憶を失った死者の魂が行き着く場所。バーデキム。

バーテンダーのデキムに誘われ、二人の魂はそこで、命掛けのゲーム対決をすることになる。

痛みを伴うゲームにより、それぞれの本性が現れる様は、カイジのような緊張感とリアリティがあるが、この作品の趣旨はそこではない。

バーテンダーのデキムが、二人の本性を見て、魂を転生させるか、虚無に落とすかを裁定する。それがこの作品の趣旨だ。

第一話は、バーデキムに二人の死者が現れ、ゲームをするところから始まる。そして、裁定が終わり、なんとなく、カイジに似たようなアニメだなぁと思っていると、ラストに、謎の二人の女性が現れ、意味深な台詞を言って終了。なかなかの引きである。

そして、第二話は、ラストに現れた二人の視点から、第一話の裁定を描く。これで一つ謎が解ける。

第三話以降もゲームをやりつつ、その裏で、裁定者が動き、徐々に謎が明かされていく。結局、1クール丸々使って、毎話ゲームを描きつつ、謎を徐々に明かしていき、最終話に全ての謎が明らかになった。なかなか珍しいスタイルのアニメだ。

 

機動戦士ガンダムUC RE:0096

2016年4月期

設定がかなり複雑なので、作品の紹介は割愛。

ガンダムシリーズと言えば、最初に新型機が出てきて、大きな事件と共に幕を開けるイメージだが、本作品はスロースターターであった。

空から降ってきた少女を助けたと思いきや、少女の口から「戦争を止める」という発言。しかし、説明不足で意味不明だ。少年は少女に恋をしたのか、少女に着いていくが、しまいには「いらない。役に立たない」と言われて家に帰される。よく分からないストーリーで始まる。最初に印象はつまらないアニメ。

その後、事件が起きて高性能なユニット「ユニコーンガンダム」が出てきて戦闘シーンに見応えが出て来る。

その後、パイロットである主人公が敵に囚われ、敵軍の内情を知るおきまりの王道パターン。これは相変わらず見ていて面白い。

しかし、この後、所謂地球軍と、コロニー軍の戦争が続くのだが、とにかくよく分からない。

登場人物がどちらの軍に所属しているのかが分かりにくい。

MSやMAがどちらの軍のものなのか分かりにくい。

なんの事前情報もなく、いきなり基地が襲われたりするので、ストーリーについていけない。

しかし、その救済策として、冒頭に前回までのあらすじ解説があり、これが物凄く分かりやすい。

見終わってみると、戦争の描き方にとことんこだわった作品という印象で、そのためにストーリーがかなり分かりにくくなってしまい、そのバランスを取るために解説をつけたというところだろう。

深いとは思うが、見やすさに欠けるので、面白さという面では他のガンダムシリーズの方が面白い。

だが、今回は初代ガンダムからZガンダムの時代に近い時代を描いたようで、いつもと少し雰囲気が違ったのだが、なかなか気になる内容だったので、初代ガンダムZガンダムも見てみたいと思った。

 

風花

2017年1月期

瀬尾公治のラブコメシリーズ。主人公の優は転校先で出会った風花に惹かれ、同級生や先輩たちと一緒にバンドを組むことになる。

原作を読んでいたのだが、かなり昔だったのであまり覚えておらず、楽しんで見れた。特に最初の4話の爆発的な引きはさすがで、当時かなり面白いとおもっていた記憶を呼び起こした。

しかし、中盤から一気にパワーダウン。アニメは途中から原作と違うシナリオになったのは良かったのだが、優が小雪とのラブラブになって風花が嫉妬する内容がかなりつまらなく、他のキャラクターも全く活きていなかった。1クールに収めるための措置であったとは言え、もうちょっと出来なかったのかなという印象。

 

幼女戦記

2017年1月期

人事部のお偉いさんが、権限でクビにした社員に恨まれ、駅のホームから突き落とされる。その瞬間、存在Xなる神から「信仰が足りない」と言われて戦争真っ只中の国に転生され、軍人として第二の人生を歩む。

存在Xから「転生後に死んだらもう転生は出来ない」と知らされた主人公は、なるべく危険の少ない後方勤務で着実に成果を上げて昇進する計画だったが、魔術師としての才能が認められ、とんとん拍子で昇進し、常に危険な最前線に送られてしまう。

第一話のインパクトが強く、設定も面白い。また、戦争モノでありながらも、現代チックな思想で戦う主人公のギャップが面白い。時代を跨いだ設定を見事に活かした、今までにない面白い発想である。

グラフィックも綺麗で戦争の描き方もうまく、普通にバトルモノとしても見ていて面白い作品だった。

 

 

さて、ようやく感想を書かずに溜まっていたアニメを全て消化。

次は鉄血のオルフェンズを見る予定。

最近見たアニメ

さて、昨日の続きでアニメの感想を。

 

DAYS

2016年7月期

4年前から少年マガジンで連載しているスポ根マンガ。

2年前までは少年マガジンを毎週立ち読みしていたのだが、正直、名前も知らなかった。サッカー漫画と言えば、少年サンデーの「BE BLUES」が面白かったので読んでいたが、そういった意味では本作も期待しながら見た。

4年前だと、黒子のバスケがかなり盛り上がっている時期だが、本作は黒子のバスケと違い、少々古臭いスポ根マンガという印象。どちらかと言えばスラムダンクに近い。

 

主人公は完全なサッカー未経験者で、いわゆる才能に溢れたタイプの人間ではなく、むしろ運動音痴なタイプである。

しかし、とにかくがむしゃらに人一倍練習するタフさと、下手であることを周りに指摘されても気づかない鈍感さでどんどんチームに馴染んでいく。

主人公の柄本は、ワンピースのルフィのような純粋さがあり、少年漫画の主人公としては王道。

彼の人柄によって周りが影響を受け、どんどん変わっていく様は見ていて気持ちが良い。また、人一倍な練習に寄って尋常じゃないスタミナを手に入れた柄本が初心者ながら活躍する様も同様。

しっかりと王道要素を抑えつつも、才能のない主人公が地味な練習シーンをしっかり描くあたりは非ファンタジー的で、この個性もポイントだろう。

アニメは2クールで終了したが、続編の制作が進んでいるようなので、続きも見る予定。

 

文豪ストレイドッグス

2016年4月、10月期

角川コミックスのCMで見て名前は知っていた。

しっかりとしたシナリオの作り込みからラノベ原作をと思ったのだが、小説も刊行されているとは言え、コミックスが先に出ているので驚いた。

名前の通り、物語には、日本の有名な作家が実名で多数登場する能力バトルファンタジー。

能力バトルものとしては、それぞれの能力が強過ぎず、相性によって有利不利が変わるのでバランスは良い。特に、太宰治国木田独歩が相性最悪の相手と戦っている際、一瞬の隙きをついて相手をチェンジするシーンはよく出来ている。

第一話から序盤の引き込みはまあまあ。キャラが初登場した際、能力名だけが表示されるので、どんな能力なのか気になるのは、うまい引きである。

また、伏線や回想シーンなどが散りばめられている他、2つの勢力の共同戦シーンなどの王道要素も抑えており、2クールながらシナリオは最後まで気を抜くことなく楽しめた。

 

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!

2016年7月期

Fateの番外編。本編のキャラ遠坂凛が出て来るが、物語は平行世界という設定で、キャラは基本的に子供。シリアスでストイックな本編と比べ、こちらはギャグ多めのまったりした内容。

ギャグは思わず笑ってしまう内容で良い。

だが、ギャグ中心ではなく、シナリオの方も本編に負けずしっかり作り込まれており、序盤から引き込みは十分。

本編同様、魔術や英霊、聖杯戦争といったFateの仕組みはそのままであり、本編で分かりにくかった設定が分かりやすく描かれているのも良かった。

物語序盤で現れた記憶喪失の少女、田中さんの正体は結局最後まで明かされぬまま、劇場版へ続くという終わり方もなかなか。劇場版も見てみたい。

 

ReWrite

2016年7月期、2017年1月期

またまた流行りのタイムリープファンタジー。

作中では度々、画面に選択肢が現れ、恋愛アドベンチャーゲームのような印象を受けたが、原作は案の定、恋愛アドベンチャーゲームだった。

そのゲームの制作会社はKey/ビジュアルアーツ。恋愛アドベンチャーゲームをかじった程度の自分でさえ名前は知っている大手制作会社である。

ゲーム原作のアニメはハズレが多いが、本作はそんなセオリーを大きく覆し、重厚で奥深いシナリオに完全に引き込まれてしまった。

第一話はかなり古臭い印象のラブコメで、これは失敗かと思ったのだが、どんでもなかった。

主人公がしばらく能力を隠している点や、物語の途中で出会う人物の伏線など、シナリオへ引き込むテクニックが随所に見られる。

1クール目の中盤、ヒロインたちが転覆するシーンは、ミステリー小説のような驚きがあった。

そして、一番驚いたのは、平行世界の描き方。これまで見てきたSFファンタジーの平行世界とは異なり、ところどころがチグハグでキャラクターの時間軸や記憶等の辻褄が合っていなかった。このような平行世界の描き方は初めてで、非常に斬新だった。

2クールあるので、重厚で奥深いシナリオを十分に堪能出来ることだろう。

 

今日はひとまずこの4作品。まだ3作品程残っているが、続きはまた次回。