moflのリア充への道

恋愛・仕事・ゲーム・アニメのブログ

最近見たアニメ

実に4ヶ月振りの更新。

相変わらずアニメは見続けていたのだが、ぷよクエACに多くの時間を取られ、全く書く暇がなかった。ソシャゲへの熱中は楽しく、これ以上ないくらい日々の充実感が高まるが、他のことが一切出来なくなるのが難点だ。

さて、話を戻そう。

今回は、4ヶ月の間、見終えたアニメの感想を書いていく。12作品もあるので、詳しい内容は覚えていないが、覚えていることを簡単に書いていこうと思う。

 

新妹魔王の契約者BURST

2015年10月期開始

新妹魔王の契約者の第二期。

異世界の魔王を妹として匿う主人公が、異世界の魔の手から妹を守るハーレムラブコメ

ハーレムラブコメにしては、バトルシーンも多く、主人公の能力の設定など、細部も凝っている。だが、この作品の特徴は何と言っても毎回エロシーンがあること。そして、そのエロシーンがToLoveるを遥かに凌駕する程のエグいエロさ、と言うより、本番行為をしてしまっている点にある。

毎回どぎついエロシーンがあるので、常にリモコンを持って音量を下げれる準備をする必要がある。しかも、話によっては30分の中でエロシーンが二度あることもあるので、エロシーンが終わっても安心は出来ない。何と言うか、見るのに疲れる作品である。

評価:凝っている部分は悪くないのだが、全体的にエロとバトルを全面に押し出したシナリオなので、凝っている部分が生きておらず、単調な作品。

 

テラフォーマーズリベンジ

言わずと知れた王道バトル漫画の第二期。

第一期も良かったが、第二期も見応えあり。

仲間の次々の能力が明かされていく点や能力の格付けであるマーズランキングなど、バトル漫画の王道たる惹きつけ要素は十分。

後半は対ゴキブリではなく、政治的な理由による味方同士の殺し合いになるのだが、それでも面白いのはさすが。

ゴキブリの進化がすさまじく、人間側が劣勢なのも見どころ。また、第一期のラストにもあったが、火星から外に出ていないと思われていたゴキブリが既に地球に隠れ住んでいるというのも、先が気になる展開である。

アニメ終了後、続きが気になり、ネカフェで原作を読んでしまった。

評価は言わずもがな。

 

Fate Zero

この作品は第二期であるUBWを先に見たのだが、かなり印象に残っていたアニメであり、第一期が気になっていたのだが、ちょうど再放送をやっていたので視聴。

ストーリーは、魔術協会から選ばれた7人の魔術師が、過去の時代を生きた英雄の霊を召喚し、その英霊と共に、何でも願いが叶うとされている「聖杯」をかけて戦うバトルファンタジー。

第一期は4、5年前の作品だが、グラフィックや演出は、今の作品と遜色ない、と言うより、今の作品と比べてもかなり良い方だ。

7人の魔術師の個性が強く、魔術師と英霊のやり取りは見ていて面白い。特に、言峰綺礼アーサー王のやりとりはニッチで癖のある演出だっただけに驚いた。

衛宮切嗣の過去編や、聖杯入手後の演出も見応えがあった。

高いグラフィックと演出力を用いて、ニッチで個性的な要素をふんだんに使った作品。まあ既にある程度の実績があるからこそ出来ることだと思うが、個人的には高く評価したい。

評価:今年見た中で言えば、アクエリオンロゴス蒼穹のファフナーなどにも言えるが、力のあるスタッフがアニメ化しただけあって、非常に重厚感のある作品。劇場版もぜひ見てみたい。

 

簡単にと言いつつ、やはり書き出すと長くなってしまう。だいぶ長くなったので続きはまた次回。

最近見たアニメ

ヤング・ブラック・ジャック

2015年10月期
言わずと知れた天才外科医の物語「ブラックジャック」の過去編。
本家ブラックジャックは見たことがなかったのだが、さすが名作の過去編だけあり、見応えは十分だった。
数々の窮地を乗り越えながら、困難なオペをいとも簡単に成功させる様は見ていて爽快。
終盤、ドクター・キリコとタッグを組んでのオペは特に引き込まれた。
本家もぜひ見てみたい作品。

評価:A(常に命の危険を伴うハラハラしたストーリー、天才主人公の華麗なオペ)

ノラガミ第二期

2015年10月期
2014年1月期にやっていたノラガミの続編。
第一期の出来が非常に良く、その後、続きが気になってコミックスを読んでいた程。
そのため、第二期は内容が分かっていた上で見たのだが、アニメで見るとまた面白い。
前半は毘沙門天、後半は恵比寿が中心の話だったが、どちらも、微妙なバランスで成り立っている神と神器の関係性をうまく描いたストーリーに、どんどん引き込まれていく。
第一期の回想が一切なく、ひよりの幽体離脱の説明なども一切なしと、第一期を見ていないとついていけない内容になっているのは少し驚いた。
尺をギリギリまで使って表現しようとストイックになったのかも知れない。
第一期からしばらく期間が空いていたのは、グッズ等があまり売れなかったためだろう。
しかし、期間を空けて第二期をやったのは、人気が出ているために他ならない。
ようやく世間が面白さに気付いた、実力のある作品。

評価:A(文中で述べたが、何とも言えない引き込みの強いストーリー)

終物語

2015年10月期
言わずと知れた西尾維新物語シリーズファイナルシーズン。
物語シリーズは、一言で言えば、癖の強い濃厚なサスペンス。
これまでのシリーズは、キャラクターの魅力と掛け合い、掴みどころのない不思議なストーリーを中心に展開されていたように思うが、今回の終物語は、完全にサスペンス中心の内容だった。
そのため、常に先が気になる不思議調なストーリーに終始引き込まれたまま、楽しんで見れた。
原作はまだ全部読んではいないが、アニメと比較すると思っている以上にかなり省略されており、もはや別物と言っても良いくらい。
なので、ここではあくまでアニメ本編の評価に留めることとする。

評価:A(癖の強い濃厚なサスペンス)

ToLoveるダークネス2nd

2015年7月期
言わずと知れたToLoveるシリーズの続編。
なんか人気シリーズの続編ばかり見ていることに気づく。

ToLoveるは、初期、もっと、ダークネスと続き、今回が第四期にあたるわけだが、女性キャラの魅力はかなり出し尽くした感があり、また、ハーレムラブコメラッキースケベの描写は大分完成されていて、面白いと言うよりは、冷静に芸術品を見ているような印象。ストーリーはかなりシリアス路線で、最終的に金色の闇を救う内容となるのだが、なんと1クールで終わったものの次回予告があり、二ヶ月後くらいに特番で続きをやるという異例の形式だった。
リアルタイムで見ていないので当然そんなことには気づかず、結局、1クールの分しか見ていない。
エロの描写はさすがの一言だが、第三期の評価と同様に、ハーレムラブコメとしては、第一期から第二期のほうが新鮮で面白かった。安定期に入った長寿アニメなので高い評価はしづらいところ。

評価:B(安定したハーレムラブコメ要素)

俺がお嬢様学校に庶民サンプルとしてゲッツされた件

2015年10月期
ラノベ原作のハーレムラブコメ作品。
とある理由でお嬢様学校へ転校した主人公が、世間を知らないお嬢様たちに、庶民の暮らしをレクチャーしたり、文化を体験してもらうという内容。
主人公を取りまく4人のお嬢様が非常に個性的で、主人公とのやり取りが面白く、ハーレムラブコメ要素や、異世界モノではお決まりの、カルチャーショック的な王道展開など、楽しめる要素が多い。
原作は1巻発売当時からずっと買っており、ラノベの中でもかなり面白い作品なので、いつかはアニメすると思っていた。
とは言え、絶対選択肢同様、ギャグ路線が強い、無理やり1クールに収めた低クオリティな作品になっていしまっている。

ラノベは、SAOや魔法科高校の劣等生など、有名な作品でない限り、アニメ化してもクオリティが低くなってしまうのが残念なところ。
それでも、全体的に原作のイメージを壊さず、見ていて面白かったのは、原作のクオリティが高かったからだと思う。
また、九条みゆきの秘密など、しっかりと伏線を残しているのも良い。気になった人が原作を読んでくれれば嬉しいと思う。
評価はもちろんアニメ本編の評価なのでB。ちなみに原作は文句なしのA評価だ。

評価:B(ハーレムラブコメ要素、カルチャーショック的王道要素)

学戦都市アスタリスク

2015年10月期/2016年4月期
ラノベ原作のハーレムラブコメ作品。
書店のラノベコーナーで目立つ位置に並べられ、よく目にしていたタイトル。
人気があるだけに、グラッフィック、内容ともにアニメの完成度が高く、分割2クールでボリュームも十分。
ラノベからのアニメ化は当たり外れがあるが、本作品は間違いなく当たりだろう。

ハーレムラブコメ作品とは言ったが、ハーレムラブコメ要素はそこまで多くなく、メインは学園モノであり、その中で決闘を申し込まれたり、大会に出場してのバトルシーンが見どころとなる。
学園には学園内の序列があり、バトル漫画の王道をしっかり押さえている。
しかも、第一話でいきなり序列表が出て、一位は見えないものの、二位が主人公がよく知る人物であることが分かるという粋な演出。
序列一位のキャラも割とすぐに登場したのには驚いたが、他の学園にさらに強い生徒がいたりするので、出し惜しみは必要ないのだろう。
2クール目は他学園の生徒も交えての大会。主人公のリミッターが解除され、強力な力で敵を倒す様は見ていて爽快。主人公の姉の存在が見え隠れする伏線もチラホラ出て、ストーリーの引き込みは十分。
大会はもちろん主人公が制することになるが、ラストはまだまだ先と思われていた姉とのまさかの再開。
そして、更に強力なライバルや、新たなる大会への出場を決めたところで終わる。
続きが気になるので原作を読んでみたい。

評価:A(ストーリー引き込み、バトル漫画の王道要素、綺麗なグラフィック、伏線)

蒼穹のファフナーEXODUS

2015年1月期/2015年10月期
突如、日本に現れた未確認生物から人類を守るべく、人型兵器に乗って戦うロボットアクション作品。
どこか無限のリヴァイアスを思い出す絵のタッチが好みだったので見てみた。

第一話のAパートはいきなり回想シーン。未確認生物に襲われ撃退するも、圧倒的な力の前に絶望する。
そして、Bパートは平和な数年後を描き、終盤で過去に出てきた敵が襲来するという構成。
一見して良く出来ている構成だが、いきなり回想シーンから始まるのは分かりにくい。
また、キャラの顔が似過ぎていて判別しづらく、そもそも、各キャラクターを印象付けるストーリーになっていないため、全く話が頭に入ってこない。
AパートのBGMはピアノ曲を使用。四月は君の嘘で使われていたクラシック曲だったのだが、エヴァンゲリオンの前例があるので、少々胡散臭い印象。物語全般的に、意味深な表現が多く、なにか深いことを伝えようとしている感じがあるのだが、それらが余計に胡散臭い印象を強めている。
そのため、正直序盤の引きは弱い。
しかし、新パイロットの追加と、迫力のある戦闘シーンにより、5話くらいから引きが強くなってくる。
本作品は分割2クールなのだが、分割2クールの作品はスロースタートな作品が多い。
終盤は、真壁一騎皆城総士の圧倒的な戦闘能力や、カノンによるリアルな未来予知
そして、パイロットが的になぶり殺される残虐なシーンなど、インパクトの強い見応えのあるシーンが続く。
さすがにこの時点はかなり引き込まれており、2クール目は楽しんで見れた。

序盤に説明不足な印象が強く、2クール目に新登場した人物を見て、みんなが「おかえり」と言っていたことなど、まるで前作があるような表現が多々あったが、調べてみると12年前に第一期が放送されていたらしい。これで全てに納得がいった。
12年前の2004年と言えば、創聖のアクエリオン蟲師がやっていた頃、どうやらアニメの黄金期だったらしい。その後、劇場版も作られたらしく、かなりのビックタイトルだったようだ。

昨今のアニメにはない強烈なインパクトのある作品だったので、ぜひ、前作や劇場版も見てみたい。

評価:A(ハッピーエンドが見えない絶望感のあるストーリー、綺麗なグラフィック、迫力のある戦闘シーン、残虐なシーン)

最近見た映画

ファインディング・ニモファインディング・ドリー

ファインディング・ドリーを見に行く予定があったので、テレビ放送を録画しておいたファインディング・ニモを見てから視聴。

ディズニー映画は最近「ズートピア」を見たばかりだが、相変わらずグラフィックが綺麗で、ストーリーも引き込みが強く完成度が高い。

 

ニモは、父親がはぐれた子供を探しに行くストーリーだが、道中に出会った仲間と共にピンチをくぐり抜けながら進んでいくシーンや、なかなか居場所が分からず、スレ違いになりそうなシーンなど、「ロミオの青い空」や「家なき子レミ」などのハウス食品アニメにあるような、感情移入しやすく、ストーリーに入り込みやすい構成となっている。ラストも感動的で、捕まっている魚たちが全員海に帰るハッピーエンドはさすがディズニー映画といったところ。

 

評価:A(文中で述べた通り)

最近見たアニメ

鬼灯の冷徹

2015年10月期開始(再放送)

二ヶ月前に見終えていたが、感想を書き忘れていた作品。

二年前に放送されたアニメの再放送。見るきっかけはDアニメストアのCM。DアニメストアのCMは過去に放送された名作アニメが紹介されるので、気になっていた。

内容は、地獄を舞台に、獄卒と呼ばれる地獄を管理するキャラクターたちによるコメディ強めのファンタジー作品。

30分で2話構成だが、中には2話の内容が繋がっていることもある。

短編なのでストーリーの引き込みは弱いが、だからこそ、中だるみなどの無駄がなく、どの話も最低限のクオリティがある。

個性的なキャラクターが多数登場し、ストーリーも分かりやすく、楽しく見れる作品。

短編なので他の作品とは異質であり、評価がしづらいのだが、続きが気にならない分、依存度は低いので評価はBが妥当だろう。

 

評価:B(安定したクオリティ、個性的なキャラクター)

 

櫻子さんの足下には死体が埋まっている

2015年10月期開始

タイトルだけ見ると、雑な絵のギャグっぽい路線の漫画を想像するが、いざ見てみると綺麗な絵のシリアスな作品だった。

長身、細身、長髪の黒髪、細い目、不思議な雰囲気を持つ強気な女性。それが櫻子さん。そんな彼女を慕う正太郎が、様々な事件に巻き込まれる中、頭脳明晰な櫻子さんと共に事件をの真相を追求していくサスペンス作品。

まず、冒頭で述べた櫻子さんのイメージだが、どこかで見たことがあると思ったら、HoLiCの壱原侑子さんにそっくりであることに気付いた。

話し方こそ違うが、どこか思わせぶりな態度に惹かれる点は良く似ている。

まじめでどこか抜けている正太郎のキャラも四月一日君尋と似ている。

 

とは言え、ストーリーは全く違って、こちらは一見自殺に思える事件の裏に、櫻子さんが他殺の可能性を見出し、その証拠を探っていく構成。シンプルなサスペンスだ。

 

ここ最近、サイコパス西尾維新の作品など、アニメを通してサスペンスに触れる機会が増えているが、全体的にかなりストーリーに強く引き込まれる。サスペンスというジャンルが自分の好みなんだろうが、アニメとしての王道要素になりうるのではないかとさえ思う。

 

そして、サスペンスながらも作品の個性はしっかりしており、櫻子さんが骨を愛するあまり、死体の存在を望んでいる猟奇的な部分や、白のTシャツに黒のチノパンというファッションも彼女の不思議さを引き立てていて良かった。

不思議な世界感にどっぷりと浸かり、気付けば作品を好きになっている感覚は「蟲師」以来。

 

原作は小説で既刊9巻。1クールで描かれたのはその一部だろうから、原作で続きをぜひ見てみたい作品。

 

評価:A(櫻子さんの不思議で妖艶な魅力、サスペンスと伏線による強いストーリー引き込み)

最近見たアニメ

対魔導学園35試験小隊

2015年10月期開始

魔女に立ち向かうための異端審問官を育てる学園にて、雑魚小隊と呼ばれる劣等生の寄せ集め部隊が次々と活躍していく、ラノベ原作のバトルファンタジー。

ここ最近、「空戦魔導士候補生の教官」「落第騎士の英雄譚」と、劣等生の集まりが活躍する系の学園モノが多い気がする。恐らく売れる作品の一つの王道なのだろう。

1話~2話は鳳桜花のツンデレキャラが生きており、なかなか良いスタート。しかし、二階堂マリが参戦する3話で早くも主人公に惚れて、マリと主人公を取り合うのは、ちょっと早過ぎる印象。

また、主人公が桜花に対し「仲間になることを諦めない」というクサイ台詞を言うシーンがあるが、ちょっと空気を読めていない不自然な感じが出てしまっている。空戦魔導士候補生の教官にしろ、他の熱血主人公はもっと自然にこなしているので、視聴者へのイメージコントロールがうまく出来ていないように思う。

4話で登場した狂った死靈術師は、最近見た中ではなかなか良い悪役キャラ。

5話~6話のうさぎがトラブルに巻き込まれるストーリーと7話~8話の杉並がトラブルに巻き込まれるストーリーは引き込まれる。ストーリーを加速させるタイミングとしてはベストだろう。

9話と9.5話はまた日常パートに戻り、10話~12話で妹が登場する見応えのあるラスト。

全体的にストーリーの構成はうまいので、最後まで飽きずに見れる。バトルシーンもレリックイーターと契約するシステムが面白く、見応えあり。

ただ、今ひとつパンチが弱い印象。他の1クール作品は、ストーリーのコアや強力な幹部キャラの能力など、今まで謎だったことが次々と明かされ、興奮と共にラストに向けて一気に加速するというパターンが多いので、それに比べると物足りない。

謎多き生徒会長や理事長、敵キャラのオロチが実は主人公草薙一族であることなど、謎な要素はあったのだが、謎なまま終わってしまったので、原作で明かされるのだろうが、その伏線を1クールでうまく表現出来たら評価は上がっていただろう。

 

評価:B(ストーリー構成、その他全体的に平均点)

最近見たアニメ

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)

2015年10月期開始

魔導騎士学園に通う落ちこぼれの主人公が、才能を開花させながら強い生徒をどんどん倒していくバトルありのラブコメ作品。

設定は魔法科高校の劣等生に似た、落ちこぼれに見えて実は優秀な主人公というパターン。妹を含めた周りの女子生徒がどんどん主人公に惹かれていくハーレムラブコメな点もそっくり。但し、ヒロインとのラブコメシーンはかなり古臭い演出で、どこか聖剣使いの禁呪詠唱(ワールドブレイク)を思い出す。そう言えばタイトルの感じも似ている。ワールドブレイクとの違いは、ラブコメシーンがやたらエロい点。

ただ、この作品はバトルがかなり面白いので、正直、エロもラブコメも邪魔でしかない。

バトルシーンは、各生徒が特殊能力を持っており、相性などで勝負に優劣がつくなど、うまく出来ている。

また、かなり強い能力者である倉敷でも魔導大会ベスト8。学園最強の東堂でも魔導大会ベスト4と、まだ見ぬ猛者をチラつかせて、期待を煽るのがうまい。

こうしたバトル漫画の王道要素をしっかり抑えているので、ラブコメはもうちょっとライトなもので良かったように思う。

終盤になって、主人公が囚われてから、なぜか画面が白黒になり、演出が急に変わったのがかなり不自然だった。制作費が足りなくなったのだろうか。そこが残念なところ。ラストの東堂戦が開始早々一刀修羅で終わったのも、制作費が足りなかったのかと疑いたくなる。これらマイナスを差し引いて評価はB。

 

評価:B(能力者同士の見応えのあるバトル、バトル漫画の王道要素)

最近見たアニメ

ギャングスタ

2015年7月期開始

物語のキーは「トワイライツ」と呼ばれる身体能力の高い人間たち。生まれながらにして短命で、かつ、身体になにかしらの障害を持つ彼らが、マフィアの仕切る街で大きな抗争へ巻き込まれていくバトルファンタジー。

主人公の一人であるニコラスは耳が不自由で、その影響か、あまりうまく話せない。

無論、トワイライツの特徴なのだが、そもそも、言葉をうまく話せない障害者がアニメの主人公というのは初めて見た気がする。

ストーリー序盤はニコラスが仕事でマフィアをどんどんやっつけていく爽快感のある内容。そこから徐々に「タグ」の秘密が明らかになっていき、色んなキャラクターが登場する。「タグ」はトワイライツの序列であり、序列はバトル漫画の王道要素。これがあるだけで、どんどん強い敵が出てくるワクワク感がある。

終盤はかなり強い敵が現れ、バトルシーンの見応えが増す。そして、ノーマルでありながらトワイライツと互角に戦うマルコの登場で一気に引き込まれる。

戦い方がカッコよく、声やキャラクターもかなり良い。トーキョーグールに出てきそうな雰囲気のキャラだ。

そして、終盤のマフィアの抗争は全く先が読めず、どうなるんだろうと思いながら見ていると、戦いの真っ只中で最終話が終了。第二期に続くような演出もなかった。

途中で終わるのは時間の尺的にしょうがないのだろうが、1クールのアニメはこういうとき、オリジナルストーリーに差し替えてでも最終話で終わるように調整してくるのが一般的。敢えてそうせずに中途半端で終わったのは、クオリティの高い原作をそのまま表現した結果なのかも知れない。とにかく、続きを原作で見たい作品。

 

評価:A(障害者を主人公にしたアイデア、ストーリー引き込み、王道要素、バトルシーン、マルコのキャラクター)